一口解放戦線とバヌーシー
キャロットは1次募集で85頭中60頭があっさり満口。
残りの25頭でも残口が少ない馬が多数いて、1.5次募集後に何頭残るのか想像もできません。
毎年、厳しい争いになるのは、あらかじめわかっていることですが、勢いは衰えることを知りません。
これだけ厳しい争いになると、結局のところ希望通りにはいかない人は出てくるわけで、人それぞれの立場で、現行のルールが適正かどうかの印象が変わってくるでしょう。
納得が行かない人はとことん納得がいかないでしょうし、ルールの波にうまく乗れた人は満足かもしれない。
何度も同じことを言いますが、人それぞれ立場が違うので、全部の人を幸せにするルールはないということでしょう。
一口解放戦線のシスティーナはこう言いました。
「わかりました。でも私はあきらめない。必ず平等なクラブを築いてみせるわ。いつか、あなたたちも気づくはず。
争いのない真の平和を望むなら、個人の欲望は棄てなければならないことに。」
そして、それを具現化した新クラブ、いわゆるバヌーシーが誕生しました。
争いのない真の平和のあるクラブです。
あらかじめ、損する可能性が極めて高いということを事業統括が明言しており、まさに個人の「欲望」を捨てた人のみが賛同するクラブでしょう。
この話を最初にしたとき、正直、バヌーシーは絶対にうまく行かないだろうと思っていました。
今は考えが変わりました。
多分、バヌーシーはうまく行くんじゃないかなと思っています。
キャロットが飽和するようなタイミングで現れたのがバヌーシー。
やっぱり、お金のある会社がやっているだけあって、相当なマーケティングがされているんだろうなと思います。
結局どんなルールでも納得が行かず、不満しかない人は、最終的にバヌーシーを目指すことになるんじゃないかなと感じています。
確かに今年のバヌーシーの募集馬がずっと続くのだったら、真面目に考える人は少ないかもしれない。
妙に小さかったり、妙に大きかったり、なるほどどこかのクラブでもあったような道を進んでいる。
でも、それって、将来的には伸びる可能性があるってことかも。
次年度以降、きちんとラインナップが揃って来れば、かなり見栄えのする陣容になるんじゃないかなと思いました。
セールで仕入れた馬がラインナップされることになるでしょうが、他クラブで募集されていた馬の仔が、セールを通じてバヌーシーに流れるということも十二分に考えられます。
「いやっス いやっス‥‥‥! オレ 絶対 いやっスから!」
と言ったって、どの馬がクラブ募集になるのかは牧場やクラブが決めるわけですから、出資者の自由にはなりません。母優先があろうとなかろうと、セールに出てしまえばそれっきり。
あとは誰が買おうと文句は言えません。
今はバヌーシーを嘲笑していたとしても、気がついたらDMMの口座を開設していたっていう人が今後増えていきそうな気がします。
問題は、「個人の欲望」を本当に捨てられるのかどうかですね。
Comments
競馬悟空さん、こんばんは^^
僕は、キャロでもシルクでも、すべてが自分の希望通りにならなくても、当選した馬が自分の愛馬として愛着のあるものになっていくのだと思うので、出資方法についてあーだこーだ言っていても、それでいいのではないかと思っています(・◇・)ゞ
大きく変わることはなくても、今後も出資方法はマイナーチェンジされていく(特にシルク)と思いますので、その中で自分が応募した馬で出資が叶った馬が運命だと思えば、精神衛生上、気が楽になるという風に受け止めています(^^)/
Posted by: レプティリア | September 20, 2017 11:28 PM
レプティリアさん、こんにちは!
全部が希望通りになることはないですし、すべての人が納得する出資者の決定方法もないので決まった結果で納得するしかないですよね。希望通り出資することが大事なのか、出資した馬が活躍してくれることが大事なのか、よくわからないことになりつつありますが、各個人が納得のいくクラブを選ぶしかないのかなと思います。そういう意味では、選択肢が増えるということで、バヌーシーにも先がありそうな気がしています。
Posted by: 競馬悟空 | September 21, 2017 07:49 AM