キャロット・ボコスカウォーズ
昨日、キャロットの1次募集の最終中間発表があり、人々はその票の集まり方に自ら恐怖した・・・って、ガンダム風になってしまいましたが、それくらいインパクトのある中間発表でした。
最優先の票数はわかっても、その中身はわからない。
×1と×2がどれくらい含まれているかわからないだけに、正確な予想はできません。
×なしは×1,2の票を恐れ、×1は×2の票を恐れ、×2は、×2同士で討ち合う。。これが現状です。
ところで、ボコスカウォーズというゲームを知っていますでしょうか。
大昔の、いわゆるパソコンゲームだったものですが、のちにファミコンにも移植されました。
現代のシミュレーションRPGの原点ともいえる画期的なゲームでした。
プレイヤーはスレン王となり、多数の騎士や兵卒を引き連れて、敵のオゴレスを倒しに行くというストーリーです。
横スクロールですが、基本こちらが一歩動くと敵も一歩動くというような形で、どちらかというとターン制に近く、リアルタイムの戦闘ではありません。
ゲーム中に、敵と戦って自分自身であるスレン王のパラメータ(といってもステータスはパワーのみだが)を上げつつ、他の仲間の騎士や兵卒のパワーも上げていき、最後はスレン王でオゴレスを倒すという流れ。
オゴレス以外の敵は、味方の騎士や兵卒でも倒せますから、スレン王はなるべく大事にしつつ、戦わせつつ、オゴレスのいる最終地点までたどり着かねばなりません。
単なる力推しではダメという、当時にしては難易度の高いゲーム性でした。
このゲームを一番難しくしているのが、戦闘において乱数が大いにかかわっているということ。
普通、ドラクエならば、ロトの剣を装備している勇者がスライムに負けることは絶対にありえませんが、このゲームでは、乱数によっては、そういうことも起こり得る。
なので、むやみやたらに戦えばいいものではなく、バランスが重要です。
こう聞くと、実に面白そうなゲームなのですが、一つ問題があります。
実は、私も当時は知らなかったのですが、ラスボスであるオゴレスとスレン王の戦闘すら、乱数が大いにかかわっているという事実があります。
道中ものすごく一生懸命にスレン王を育てても、乱数のせいで、最終戦闘においてもおよそ2分の1の確率で負けてしまい、ゲームオーバーになるという厳しさ。
これをクソゲーと考えるか、それもアリと考えるかは人それぞれですが、道中の努力が、最後は全く意味をなさないというのは、ある意味凄い。
世の中の理不尽さを表現したゲームとしては、これ以上はないかもしれません。
まあ、「たけしの挑戦状」ほどではないかもしれませんが。。
なんか色々考えいていたんですが、キャロットで×2を持っていても、結局はボコスカウォーズだなと思ってしまいました。
×2を取って、それがまさしく伝家の宝刀として機能したのであれば、特に問題はないのですが、現状はそうではない。
×2で敗れ、×3、×4になってしまった人もいる現状。
仮に母優先アリの馬で、母優先以外の200口の枠に400口分の×2の票が集まってしまったら、確率は1/2です。
これまでの2年間、他の×2の人も我慢しているわけですから、その価値は平等。
当選するかどうかは、まさしく「乱数」で決まるのと同じ。
長い長い2年間の旅路の末、突き付けられるのはゲームオーバーの文字・・・。ということが普通にあるんですよね。
現状は、×2以上のカードはないので、仕方ありません。
超人気馬に突っ込むということは、×2をもってしても、最後はボコスカウォーズことですね。
Comments