大手が良いとも限らないか
大した話じゃないんですけどね。
改めて思ったことがありました。
今日、家族の付き合いで、バッグを売りに行ったんです。
男性にとっては意味不明だと思いますが、バーキンっていうエルメスのバッグがあって、それが買うと社台・サンデーの馬の一口分くらいの値段がするんです。
ただの皮のバッグですけどね。皮の鎧ですらありませんけど、人気なんですね。
新品では直営店でも基本的に買えないんです。
長くなるのでその辺の説明は省きますが、まあ、そういうバッグなんです。
なので、中古品でも結構な値が付きます。
せっかく買ったのに、何だか知らないけどもういらないんだって。
とにかく何だかわからないけど、いらないから売るってことです。
そんで、その、あるでしょ、大黒屋とか、そういうところに売りに行くことになりました。
なるべく高く売りたいので、昨日の夜遅くまで色々調べました。
今は何でもインターネットを通じて調べられる時代ですから、付け焼刃ですが、バーキンに詳しくなりました。
自分としてもまったくの無駄な知識ですが、仕方ありません。
実は過去にも何度かバーキンではありませんが、エルメスだなんだを売りに行ったことはあって、自分としてはいいなと思っている買取屋があります。
最初にそこに行きました。
高額な品なので、それなりにいろいろと細かく調べられて、傷がどうこうとかいろいろ指摘事項もあり、値段が出ました。
こちらとしては、若干ではありますが、希望額に足りなかったので、結局そこでは折り合いませんでした。
でも、本当に親切に色々調べてくれて、お礼を述べて帰りました。
気が変わったらまた来てくださいねということで、一応こちらとしても保留という感じですかね。
しかし、そのお店はものすごく狭くて、ハッキリ言って、独房?以下かなと思えるようなとこでした。
買取しかやっていないところなので、なるべく経費をかけないようにしているんでしょうね。
正直、お店の人が気の毒になりました。
次に、一応、ダメもとで、大手の買取屋に行きました。
そこは都心の中心地に大きな店を構えているようなところ。
まあ、有名な買取屋ですね。
大手だけあって、売却に訪れる人も多く、待合室もきれいで広い。
ドリンクコーナーなんかもあったりして至れり尽くせり。
しかし、査定してもらったところ、先ほどの独房の店よりも2割も安く提示されました。
ええー!っと内心思いましたが、そんなことを言っても仕方ないので、おとなしく売らずに帰ってきました。
結局、最初に行ったところが親切で良心的だったし、買取価格も高かった。
正直、ここまで差があるとは思わなかったです。
でも、後から考えると、受付も立派で、待合室も広く、ドリンクコーナーもあるお店は、それだけ金がかかってるってことですよね。
その金はどこから来るのかと言ったら、売買の差額、要するにマージンです。
その2割のマージンの差が、この環境に影響しているのだということです。
こちらとしては、従業員の方には申し訳ないけれど、独房であっても買取価格が高いほうがいいです。
多分、もう大手の買取屋には二度と行かないと思います。
やっぱり以前から知っている、ちっぽけではあるものの独房で頑張っているほうに売るのが吉です。
競馬の話になりますが、厩舎の預託料は、中央競馬の場合、今回のように2割とか差がつくことはないですよね。
でも、外厩や牧場の預託費は、外厩や牧場によって、2割以上差がつくところも普通にあります。
それはやっぱり施設の差であったり、人件費の差なんでしょうね。
そりゃあ出資する側としては、安いほうがいいに決まっているんですが、やっぱり良い施設で、より良いヒトに携わってもらいたいとも思います。
それが親心ってもんでしょうか。
その辺はどっちがいいのか、単純にカネで割り切れない部分もありますよね。
なお、後日談ではありますが、今日の朝から、私が見るwebサイトの広告は、「バーキン高価買取!」っていうので埋め尽くされております(笑)。
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