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October 27, 2017

若貴

 かつて大相撲には若貴時代がありました。

 毎場所初日から満員御礼の垂れ幕が下がり、若貴フィーバーの相撲人気がありました。

 若貴はどちらも藤島部屋。
 同部屋ですから、大相撲の本場所本割で対戦することはありませんでした。

 その当時は、若貴が強かったのもあり、同部屋対決がないのはおかしいという声もよく聞かれました。

 今にして思えば、その後の無気力相撲からの八百長問題への流れを考えると、やっぱり同部屋対決というのはありえない(行えない)ものなのだなと感じました。


 競馬では、今はノーザンF生産馬が圧倒的な強さを誇っています。
 強いといわれのない批判を受けます。

 相撲におけるモンゴル人力士と同じです。

 当初は凄い凄いと持ち上げておきながら、強すぎるとなると、やれ心技体やら神事やら大して相撲のことを知りもしない人間まで適当な言葉を持ち出して強いものを非難する。
 挙句の果てには日本人力士が行ったことなら感動で、モンゴル人力士が行ったことならば卑怯とか言う始末。

 ノーザンも強すぎると言われます。
 また、いわゆる「同部屋」対決がないとは言いませんが実際少なくなるのは事実。

 基本的にはノーザンの期待馬同士は新馬や未勝利でかち合わないことが多いでしょう。
 いわゆる使い分けってうやつですね。
 クラシックロードに向かうトライアルでも同様なことはあります。
 あっちが朝日ならこっちはホープフルとか、今後も色々あるんじゃないかなと思います。

 ノーザン以外は、「強い」ノーザン馬と新馬や未勝利から戦わなければならない。
 一方で、ノーザンに所属していれば、最初から強い者同士で戦うことは避けられるという利点があるかもしれない。

 そうは言っても、最終的な目標であるG1ではノーザン同士で戦うことになるんだから、それはそれでいいのかもしれません。
 相撲だって、本割で対決しないだけで、優勝決定戦では対決することになります。

 そもそもG1目指すような馬だったら、最初っからノーザンだなんだっていって避けて通っていって良い結果になることもないでしょう。そんなのは最終的にはその程度ってことなんでしょう。


 でも現実問題としては、「そこそこ」の馬が多いわけでして、出資馬がそこそこならば、なおさら強い馬とは当たりたくないと思うのも人情。
 誇りはないのかと言われても、実際出資金や維持費を無視して夢ばっかりおっているわけにもいきませんから、稼げるところで稼ぎたいです。

 そう考えると、ノーザン生産馬は芝の中距離では特に強いですから、ノーザン以外ではそれ以外の区分が得意そうな馬がいいかもしれない。

 ダートは全般的にいいですよねえ。血統を無視して走る馬が出てくることもあるので、今はむしろこっちのほうが夢があるかも。

 芝でオグリキャップが出ることはもうないでしょうが、ダートでのオグリキャップならば、ひょっとするとあるかもしれない。

 芝の短距離もいいですよね。
 スプリンターズS連覇のレッドファルクスとか、夢があります。

 クラブごとに、所属馬が目指すものは色々と違うでしょう。

 クラシックだけが競馬じゃないですし、広い目で競馬を見たほうが、チャンスはあるのかもしれないなと思います。


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