圧倒的コンプライアンス
皆さん、もう読みましたか。
何って、あれですよ。
「中間管理録トネガワ第6巻」ですよ。
有名なカイジのスピンオフ漫画ですが、面白いですよね。
あと、絵が上手(笑)。
福本先生も「銀と金」の頃の「圧倒的漫画家に向いてない感」の絵に比べれば飛躍的に上手になりましたが、こっちのスピンオフの作画のほうが、本家カイジよりも絵は綺麗です。原作に忠実でありつつ絵がきれいになっているってすごく不思議な感覚です。
ところで、残念なことがありました。
もう読まれた方はわかっているでしょうが、なんと楽しみにしていた「人間競馬」の部分がバッサリ割愛。
理由は、
「圧倒的コンプライアンス」
によるそうです。
世の中ついにここまで来たかと思います。
それしか感想はないです。
みんなが「表面上いやな思いをしない」世の中を作りたいんだったら、結局はこうなっていくしかないですもんね。
TV番組も、そのうちクイズ番組と動物番組しかなくなるでしょう。
競馬もゲートのシーンとかはそのうち、ムチ男がコンプライアンス違反ってことになって、ゲートのシーンになったら全馬ゲート入りするまで空を映してアナウンサーが「清々しい秋晴れです」とか言うシーンになっているかも。
それか急にグリーンチャンネルの「グリーンヒーリング」の仔馬たちがじゃれている映像とか(笑)。
結局のところ、何か問題になるんだったらやらないほうがいい。隠したほうがいいってことになりますもんね。
ブログなんかも、最終的には、出資馬が勝ちました。うれしいです。負けました。悔しいです。っていうブログだけになってしまうのかもしれません。
もちろんそういうブログは、それはそれで素晴らしいですが、それだけではないブログも存在して欲しいです。
自分が一番どうでもいい内容しか書いていないので、えらそうなこと言えないですが(笑)。
でも、余計なこと書いてトラブルになるくらいだったら、書かないほうがいいってことになるでしょうね。
文句も書かず、偉そうなことも言わず、常に楽しんでいる雰囲気のブログ。これが理想なのでしょう。
ですが、読みたくないなあ~(笑)。そういうのは。
一方で、圧倒的コンプライアンスをぶち破る競馬ベジータ氏のブログみたいなのが、皆声には出さないけれど、かえって求められる世の中かもしれません。
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