こころの動き
この季節になると有力馬や良血馬がどんどんデビューしてきて、クラブ馬についても色々と毀誉褒貶があって騒がしくなります。
一口はPOGと違い、実際にお金を出資していますから、その一喜一憂も激しいものがあります。
POGだって、元西武の「ひ○しお」並みに賭博で捕まるほどの金額の差し馬をしていたら、緊張感も半端ないかもしれないですが(笑)、基本的にはそんな大事になることはないでしょう。
大昔、友人が伝説のビバカーリアンを、私がスカーレットメールを指名して差し馬でPOGをやりましたが、盛り上がらないこと甚だしかったことを思い出します。
しまいには、友人が、「もう計算するの面倒だからやめない?」という始末。
両馬の競走成績的にも、それ以上POGを続けても意味ないだろうということ自然消滅するという寂しいものでした。
雑誌の懸賞とかで、POGで商品もらえたらうれしいかもしれませんが、別に参加料を何十万円と取られるわけでもないですし、そういう意味では緊張感はないですね。
一口の場合は、実際に身を切るわけですから、やっぱり緊張感が違うとは思います。
普通のジャンケンと漫画のカイジに出てくる「限定ジャンケン」くらいは違うんじゃないかなと思います。
大きな違いは、やっぱり「心の動き」でしょう。
飲み会の余興とかのジャンケンだったら、いちいち、グーなのかチョキなのかとか考えないです。
しかし「限定ジャンケン」ともなれば、バランス理論だの、買い占めだの、色々な考え方やルールがあったりして、緊張感は半端ではない。
カイジの場合は、負け=事実上の死、という緊張感もありますから、一口とは比較にはなりませんけど、似てる部分はあるかも。
なんとなく一口始めて、へらへら、ニヤニヤしているうちに大損とか(笑)。
私もそうでしたけど、始めたときにはリスクにはなかなか気づけないものです。
馬券の場合は負債が発生することはないのですが、一口の場合は、資産と負債が両建てで発生する形になります。
その馬が引退するまで支払うべき「維持費」が目に見えない負債ということになります。
最初、そのあたりに気付かずに、ヘラヘラしていたとしても、だんだんそれに気づいてきて、真剣に一口に取り組むっていう人も多いかもしれません。
POGの場合は、建前ではそこに負債が発生する余地はないですし、仮に発生したとしても一口の負債額とはくらべものにならないものでしょう。
そういう意味ではやっぱり緊張感が違うのかなと思います。
また、一口始めればわかることですが、実際は、実績やら抽選やら、さらに複雑怪奇な出資者決定方法があったりと、馬選びそのもの以外で悩む部分も多いです。
基本的にイイトコドリできないシステムになっているので、そこもジレンマになるでしょう。
馬選びも重要ですが、結局一番大事なのは忍耐力というか、「打たれ強さ」ってことになるんですかね(笑)。
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