こんなに追ったのは何十年ぶり
歴戦の名調教師も引退の季節。
今年引退される方の中では、やっぱり思い出深いのは小島太調教師でしょうねえ。
騎手時代にも大舞台で多く活躍しましたし、調教師となってからもマンハッタンカフェなどでG1勝ち。
名騎手、名調教師だったと思います。
騎手としてのレースで思い出深いのは、私はやっぱり1995年天皇賞秋です。
最後方待機のサクラチトセオーが見事差し切って優勝。ついにG1馬になりました。
2着のジェニュインも岡部騎乗で完璧に乗っていましたが、最後直線でサクラチトセオーが斜めにジェニュインに馬体を併せに行って差し切るのが恰好良かった。
ちなみに、7分のデキのナリタブライアンが12着に敗れたレースでもありました。
当時はインターネットでコメントが見られるような時代ではないですから、翌日のブックの発売までコメントなどはわからなかったのですが、翌日のブックの騎手コメントがイカしていました。
「こんなに追ったのは何十年ぶり」
という、ファンとしては、じゃあその何十年の間一体何をやっていたんだと言いたくなる部分もありましたが(笑)、それくらい、意地と執念の差し切りだったということでしょう。
とにかく競馬という、また、騎手というスター性のある職業が非常に似合う方でした。
本当にお疲れ様でした。
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Comments
メンデンホールのノリちゃんのコメントかとww
Posted by: オツテノ | February 28, 2018 03:27 PM
オツテノさん、こんにちは!
いやー、本当にノリさんも嬉しそうでしたねえ。ガッツポーズしたときは、え?と思いましたが、さすがでしたね。負けた戸崎騎手は、ノリさんが喜んでいるの見て、ちょっとアレ?って感じでしたが(笑)、勝ったほうはわかるんでしょうね。平場にもかかわらず、特別な気合が入っていたんでしょう。うれしい結果でした。
Posted by: 競馬悟空 | March 01, 2018 11:59 AM