JRA班長
日曜の阪神9Rアルメリア賞での降着事件は、さすがにひどかったなと思います。
色々言い分はあるのかもしれませんが、結果には責任を取らないといけないので、浜中騎手の騎乗停止は当然です。
正直、処分が軽すぎるというのもあるでしょう。
先日のボクシングで、体重超過の選手が普通に試合をして勝つということがありました。
何のために細かいウエイトコントロールをしているのか、誰もが理解不能の事態でしたが、結局はやったもん勝ちの世界だということでした。
その後、かなり厳しい処分が下ることになりましたが、ここまで騒ぎにならなければ、ルール無視で勝ったもんが利益を得るという意味不明の構図になってしまっていました。
競馬の場合、一番の被害者はファンですよね。
アンカツも言ってましたけど、失格・降着を想定して予想をする人はいないわけですから、馬券を買う側は対応のしようがない。
チンチロとか、そういう親の総取りがあるようなギャンブルであれば仕方ないかもしれませんが、失格・降着で馬券が外れた人は、実質、親であるJRAに総取りされたような感覚にもなります。
ファンは被害を受けるけれど、親であるJRAは、何らの損失もありません。
順位が入れ替わるだけで、胴元としての取り分に影響はなし。
他人事です。
JRA班長 「カイジくん....恐ろしいなっ...! 本当に競馬は恐ろしいっ......!」
多分JRA的には、こんな感じでニヤニヤしてるんじゃないですかね。
他人事ですから、JRAがこの問題に真剣に取り組はずがないですよ。
だって、白でも黒でも、どうせ全員が納得することはないということはわかっていますし、なおかつ、先に言ったように自分は損をしないんだから、真剣に考えるわけがないです。
失格、降着があった場合に、本来着順がそのままであったら支払われる予定だった配当をよこせとは言いませんけど、少なくともそのレースにおける被害馬に関する掛金は返してもらいたいなあと思いますね。
そのための原資として、JRA側には、各レースでJRA側の負担で「保険料」的なものを積み立ててもらい、いざ失格・降着事案が発生したら、その積立金から、被害馬に関する馬券の購入者に対して返還金の支払いを行うというようなことを考えてほしいなあと思います。
これならば、少なくともJRA側に金銭的な出捐が生じますし、自分のお金が出ていく以上、より一層真剣に、失格・降着について慎重な判断になるでしょう。
でも、こうしたら、一切着順が入れ替わることはなくなりそうですね。
そして、保険料的な積立金は、そっくりそのまま繰越金としてJRAの一般会計に繰り入れそうな気もします(笑)。
最終的には、いやなら参加するなって話になってしまいます。
胴元に噛みついても仕方ないと、かの日原騎手(仮名)もよく言っておりました。。
JRA班長と戦う勇気のある英雄が登場するまで、ファンは地の底で苦しむしかなさそうです。
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