孟達の票読み
今日の午前中には、メンバーサイト内のメッセージ機能で、社台・サンデー・G1の結果がわかります。
今年は、というか、今年も、というか、サンデーRは人気でした。
特に最終中間発表後の矢のような差しが決まって票数を大幅に伸ばした募集馬もいて、年々票読みが難しくなっていますね。
この票読みが、後になって甘かったなと思うことはあります。
説明が面倒なので、三国志を読んだことある人前提で話をしますが、ちょっと孟達っぽかったなと反省することがあります。
孟達は劉璋を裏切り、その後、まあやむを得ない部分もあったとは言え劉備も裏切り、さらには最後は曹叡も裏切るという、ある意味呂布以上の裏切りの人生で、いつも、日本の政治家にもこんなのいるよなあ~とか思ってしまいます。
その孟達に諸葛亮は、もう一度蜀に来ないかと、誘うのです。
小説の演義では孟達から蜀に戻りたいと言ってきたことになっていますが、これは諸葛亮を良く見せたいための演出で、事実は、諸葛亮のほうから孟達に手紙を出しています。これは正史の費詩伝に明記されています。
それはよいのですが、その孟達が、最後仲達に攻められる前に、諸葛亮にこんな手紙を出すんですよね。
「仲達がいる宛は洛陽から八百里の距離にあり、私のいる新城から千二百里の距離にある。仲達が攻め寄せるには、まず洛陽に参って帝の意を確かめねばならず、手続きも含めれば一ヶ月近くかかるでしょう。その間に我が方は十分に防備を固められるから心配ない。」
横山光輝著のマンガだと、「諸葛亮は疑り深すぎる」とか諸葛亮批判までする始末。
ところが、結果は、仲達は洛陽を経由することなく、直接新城に大軍を率いてやってきて、孟達は2週間ともたずにあっさり仲達に討ち取られてしまうという悲劇に。
あの自信満々の孟達の読みはなんだったのかというのとともに、まあ裏切者の最期としてはある意味読者の納得できるものでもありました。
票読みしていると、実は自分も孟達だったということがありますよね。
私も今年も孟達だったかもしれません。
孟達だったかどうかはもうすぐわかります。
仲達の大軍が向かってきてしまった場合は、座して結果を受け入れるしかありませんね。
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