振り上げた拳
日本のブログのごく一部を激震させたノジマショック、ノジマテロも落ち着き、元には戻らないものの、ようやっとココログも「普通に」使えるようになってきました。
今回本当に驚いたのは、何の検証もせずに、間違いなく確信犯で、納期に間に合わせるためだけに「リニューアル」を行う上場企業が日本にあるということです。
なんか真面目に仕事するのがバカらしくなる半面、こういうことが許されるならば、私も仕事でチョンボしても多分許されるな(笑)と、ある意味免罪符を手に入れたような気持ちにもなります。
それはさておき、競馬の話。
最近は、馬券の予想も、特に大レースでは、社台Gの意向、とりわけノーザンの意向を読めない予想家はズレた予想をするようになったと思います。
色々と義理立てしないことやらなんやら、特にTMだとそういうことがあるらしいですが、それにしてもズレているというか、人気馬を外すことを前提に無理に組み立てた予想とその根拠が滑稽に思えることもあります。
この馬は来ない!と大きく拳を振り上げてしまい、それを下ろすタイミングを失った大人は、なかなかの「ズレた大砲」です。
競馬ではないですが、私の好きな「ゴリパラ見聞録」では、些細なことをきっかけに、矢野ペペが「もう一生パンは食わない」と宣誓させられる事件がありました。
その後、事あるごとに、「肉まん」もパンに含まれるのではないかとか、「ピザ」はパン生地から作るからダメとか、共演者の斎藤やゴリけんから詰め寄られ、とんでもなく面倒なことになりました。
「もう一生」だとか「もう二度と」とか、そういうできもしない約束はしないに限ります。
馬券で、この馬は今後もう二度と買わないとか、そう決め打ちしてしまうと、その後大変な目に遭うこともあります。
その昔、ビワハヤヒデが嫌いで、馬券を買いませんでした。
何せ全然配当がつきませんので、穴狙いのこちらとしては、魅力ゼロの馬でした。
とにかく毎回何かしらの理由をつけて馬券から外していました。
ビワハヤヒデは、デビューから15戦連続で連帯し続けます。
ワイドも、3連複も、3連単もない時代。
複勝なんていう低い配当の馬券は絶対に買いませんでしたから、とにかくビワハヤヒデが出るレース全部外れました。
そして迎えた16戦目。
1994年、天皇賞(秋)。
ついに降参しました。
もう無理だ。
ビワハヤヒデを嫌い続ける限り、大レースで馬券も外れ続けるという事実に根負けしました。
そして、ビワハヤヒデを軸に馬連で馬券を勝ったら、5着。
今も白川次郎アナウンサーの「ビワハヤヒデは、ちょっと伸びがないぞ!」という言葉が耳の奥に残っています。
私も、振り上げた拳を、もう少し早めに下ろしていたら、もっと幸せな馬券ライフになったかなあと思ってしまいます。
ちなみに、1994年の天皇賞(秋)は指数通りにネーハイシーザーから買っていれば大当たりでした。
それもあって、忘れ得ぬ記憶です。
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