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September 29, 2020

もやし

 たまに、餃子の王将に行きます。

 家の近くにはないので、餃子の王将がある駅に用事があったときとかに昼飯どきに寄る感じです。

 本場の京都とかとは違って、東京ではそこらじゅうに王将があるわけでもないです。

 新型コロナ前は、店舗数が少ないのもあってか、結構待ち時間が長かったり、行列ができたりしていました。

 コロナ後の今は、昼時でも割とすぐ入れたりして、うれしい反面、なんとも世の中の理不尽を感じるときもあります。

 

 新型コロナ騒ぎがピークのころに、王将で昼飯食ったんですね。

 そのとき、カウンターで座っていたオッサンが、ものすごくか細い声で、「あの~・・・すいません。。」って店員に言ったんです。

 客が少なかったのもあって、話の内容は丸聞こえだったわけですが、そのオッサンの訴えは、

「・・・このレバニラ・・・焼けてないっていうか・・・生・・・」

という、カイジもびっくりの自問自答形式のクレームだったわけです(笑)。

店員の人も、すぐに交換します!といって奥に下がっていって、代わりに店長が出てきて平謝りでした。

 そりゃあそうですよね。

 生でレバー食ったら死ぬかもしれないですからね。

 そのオッサンは代わりに出てきたレバニラを完食し、帰りのレジでも店長の謝罪を受けて去っていきました。

 新型コロナ騒ぎ真っ最中で、色々と王将も混乱していたんでしょうね。

 

 すいません、全然話の本筋と関係ないのですが、急に思い出したので書いてしまいました。

 本題は、モヤシです。

 モヤシというか、モヤシ炒めですね。

 モヤシ炒めというメニューがあります。

 街の中華にも割とあるメニューですが、王将にもあります。

 王将だとレギュラーサイズで470円です。

 餃子が300円しないのに、モヤシがメインで470円ってかなり高いですよね。

 モヤシとニラが少し、きくらげが少しにほんの少しの豚肉。

 これで470円ですが、材料費は50円しないでしょう。

 原価で考えたら、最も客側が損な食べ物だと思います。

 しかし、私は王将に行ったら、必ずモヤシ炒めを頼みます。

 食事中に酒は飲まない主義なので、酒のつまみではなく、単純に食事として頼みます。

 

 なぜ、この原価を考えたら絶対に損と思えるモヤシ炒めを頼むかというと、調理する人の腕がダイレクトに出る料理だからです。

 逆に言うと、家ではどうやっても作れないからです。

 いやいや、家でも材料買ってきて炒めるだけでしょと思うかもしれませんが、家庭用のコンロでは同じものは作れません。

 IHでは論外ですし、ガスコンロでも、家庭用の火力じゃあ王将と同じレベルに仕上がりません。

 家庭用のコンロで作ると、調理時間が長くなるので水が出てしまってしなしなの残念炒めになるか、逆に短くしすぎて半生青臭炒めになるのが落ちです。

 今は調理器具も色々あるんで、工夫して作ったとしても、そもそも家で豪快に鍋振ったら怒られるでしょw。後片付けが面倒ですしね。

 あと片付けにかかる時給を考えたら王将に470円払った方がいいんじゃないの?ってことになるかも。

 

 なんにせよ、仮に王者のモヤシと、ロトのきくらげと、勇者の豚肉と、光のニラが店で売ってたとして、それら最高の素材を全部使っても家で作ったら王将のレベルにはならないと思います。

 

 料理って、こだわればいくらでもこだわれるものですし、値段も青天井です。

 でも、王将のモヤシ炒めは王将でしか食べられません。

 超高級中華料理店には、そもそもモヤシ炒めなんてメニューにないですしね。

 金出したから食えるってもんでもない。

 そういう意味で価値があると考えています。

 

 長々とモヤシ炒めの話をしましたが、一口の馬って、料理に似てるとも思えます。

 最高の素材を最高の腕達者が仕上げれば、最高の料理、つまり名馬が出来上がるはずです。

 まあ、実際にはそこまで簡単にはいかないから面白いわけですが、基本的には料理と同じで、最高の素材をミシュランだとか何だとかの店で食うと値段が高いです。

 これが今でいう、ノーザン系の高額馬ということになりますね。

 

 じゃあ逆に、王将のモヤシ炒めは何なんだということになりますが、私的に一番近いのはノルマンディー?ですかね。

 安いありふれた材料で美味しい料理というのは、リーズナブルな価格でG1馬を出したノルマンディーに共通している部分もあるかもしれません。

 

 もうすぐ募集が始まりますが、ノーザン系のクラブでは出てこない材料(血統)の馬から、美味しそうな(良さそうな)馬を選ぶのが楽しみです。

 

 

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