思っていたのと違う
桜花賞前ですが、もう東京は桜もほぼ散ってしまっています。
コロナコロナで1年が過ぎ、それでも桜の季節はやってくる。
いよいよG1シーズンだなということで、盛り上がってくるところですが、引き続き無観客に近い状態なのはやむを得ぬこと。
割り切って行くしかないですね。
アメリカでもメジャーの球団で観客をフルで入れるところも出てきたみたいですし、日本もワクチンの接種が進めば、似たような感じになるのでしょう。
G1シーズン開幕で、先週の大阪杯は現役最強馬コントレイルも出走ということで盛り上がりました。
しかし、結果は、私としては「思っていたのとちがう」ものでした。
コントレイルの敗因については、まあ多くの人が言うように「馬場」なんでしょうねえ。
でも、現役最強とか、それこそ史上最強を目指してもらいたかった馬が「馬場」を言い訳にするのはちょっと納得いかないなあと。
それだと「普通に」強い馬ということになっちゃうかなと。
陣営としては見解を求められればコメントするしかないわけで、まさか40過ぎの騎手が、「それでもコントレイルのほうが強い」とかいうわけないですもんね(笑)。
20代の「よこのり」騎手だから許される発言なわけで、さらになんでも炎上する今の時代、そういうコメントはありえないでしょう。
そうすると、みんなが納得しやすい「馬場」ってことになるんでしょうが、なんか本当に言葉がない。
思っていたのとちがう、としか言いようがないです。
私の好きなマンガ「中間管理禄トネガワ」の第9巻に出てくる無能編集者の小宮が「思っていたのと違う」という「あまりにも抽象的過ぎる理由」でリテイクを出し続ける気持ちが少しわかったというか、やっぱり「思っていたのと違う」というか言いようがないんです。
※「中間管理禄トネガワ」の第9巻では主人公利根川が本の出版を持ちかけられるが、担当の編集者小宮がいいかげんで、「思っていたのと違う」とか「『とどのつまり』が少なくないですか?」とか、何だかよくわからない理由で何度も書き直しを命じてくる。利根川のほうも「これが生みの苦しみか」などと勘違いしてよくわからない結論に達してしまい、延々と無駄な努力を続けてしまうというお話。
コントレイルに対する期待が大きすぎたと言えば、そうなるのかもしれませんが、結果は思っていたのと違うものでした。
勝った馬が強かったというのは、それはそれで納得なのですが、牝馬ですしね。
種牡馬価値ということ考えると、コントレイルの敗戦は案外だったかなと。
コントレイルの話とは別に、それにしても牝馬が強いなあというのも、改めて感じました。
という抽象的なありふれたコメントに落ち着くのでした。
一番心配なのは、コントレイル陣営が考えすぎて「ようやくわかりかけてきたのに・・・丁度いい『とどのつまり』の数・・・!」って感じに迷走することですかね(笑)。
厩舎も騎手も一流ですから、きっとそんなことはないと信じて次のレースを待ちましょう。
Comments