大言壮語
もう桜花賞かあという感じです。
コロナコロナで、あっという間に日が経ってしまったというか。
元々、忙しくて最近はそんなに競馬場には行けていなかったのですが、それでもやはり、「行こうと思えば行ける」のと「行くことができない」というのは気持ちの上で違っていて、何となく盛り上がり切れないところはあります。
競馬が続くことだけでもありがたく感じなければいけないというのはわかっていますが、なんというか、昔ほどG1レースにドキドキできない自分がいます。
というのも、馬よりも「ヒト」のほうがおもしろくなくなったというか、杓子定規な受け答えが増えたなあとも思います。
昔いたような、大法螺吹きとか、大言壮語を得意とする騎手とかもいなくなっちゃいましたよね。
ホラ吹きではありません弟子が、ご自身でホラ吹きとおっしゃることもあった総帥もお亡くなりになってしまったし、なんかどんどん定型的というか、ワクワクが少なくなっている感じがしてしまいます。
今は余計な事を言うとすぐ炎上してしまう世の中ですから、大言壮語も少なくなって当然かなと思います。
何か、ある出来事に対して、世の中全体で決められた答えがあって、それから少しでもズレるとダメ人間扱いで炎上するというのが最近の傾向かなと思います。
そうすると、その昔の小島太とか、そういうリップサービスは起きようがないのかなとも思います。
「生涯最高のデキ」とか、そういう言葉も聞くこと少なくなりました。
「こんなに追ったのは何十年ぶり」というのも聞かなくなりました。
あ、これは、太だけの話でしたね(笑)。
「地の果てまで伸びる」とか「天まで昇る」とか、嘘でもいいのでそういうコメントを聞きたいなあとも思うんですよね。
レース前のドキドキが競馬の楽しさでもあると思うので。
桜花賞は色々な点で混戦だと思いますが、運悪くケガしてしまった武豊騎手から乗り替わりとなった横山典騎手がどんな競馬を見せるのかに注目したいと思います。
まさかのポツンもあるのか?とか、そういう意味でワクワクする鞍上になって、楽しみが増えたかなと思います。
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