ばくだんベビー
ドラクエ5で仲間になる「ばくだんベビー」のニトロ(1匹目に仲間になった時の名前がニトロ。以下すべてSFC版前提です)。
ばくだんベビーは、仲間になりやすく、また、成長も早いので、最初は非常に頼もしい仲間です。
しかし、最大LVは15で、特技も、「たいあたり」と「メガンテ」という、ほぼ絶対に使わないもので、育てる楽しみがありません。
それでも、チェーンクロスを装備できる上に、元々の守備力が高いので、序盤はかなりの戦力になり重宝します。
ラインハットくらいまでは1軍で行けると思いますが、さすがにサラボナあたりまでくると、もはやパーティーの1軍を担うには厳しく、ほぼ馬車の中。
サラボナから溶岩の洞窟あたりで、新しい仲間が入ると、最終的にはモンスターじいさん送りというのが、ほぼ決まった運命だと思います。
少なくとも、倒すと「ほのおのリング」をもらえる、「ようがんげんじん」との決戦まで1軍ということは、ほぼないでしょう。
そもそも、特技が「たいあたり」と「メガンテ」って、そんな特技だったら、ないほうがマシだとすら思えます。
メガンテって基本使わない魔法じゃないですか。
使ったら自分が死んじゃうわけで。
ボス戦では、そもそもボスにメガンテなんて効かないわけですし、通常の戦闘では他にいくらでも戦い方はあるわけで、自分が死んじゃうメガンテなんて使うわけがない。
メガザルだったらボス戦で重宝するわけですけど、メガンテじゃねえ。
でも、このニトロ、隠された能力、いや、実は全然隠されていないのだけど誰も知らない能力があります。
溶岩の洞窟で出てくる「ようがんげんじん」は序盤の難所でしょう。
ようがんげんじんの「もえさかるかえん」は、かなり強力で、ほのおに耐性がない仲間ばかりだとかなり苦労します。
SFC版は、前線に出られるパーティが3人ということもあり、かなり厳しい。
もちろん、「おどるほうせき」とか、ほのおに耐性のある仲間が運良くいれば全然変わってきますが、通常は厳しい戦いになります。
実は、ニトロをようがんげんじんとの戦いに連れていき、そこで一発メガンテをかませば、なんと、ようがんげんじんは砕け散り、あっさり「ほのおのリング」を得られるらしい。
「らしい」というのは、私自身は試していないのですが、攻略サイトにはそう書いてあったので、確かなのだと思います。
(注)youtubeで攻略動画を見る限り、ようがんげんじんに100%効くわけじゃないみたいです。それでも3匹のうち1匹でも砕け散れば、だいぶ楽にはなりますね。
ドラクエ5は何度もクリアしていても、この事実を知らない人は多いと思います。
まずそもそも、ニトロを仲間にしたところで、メガンテを使おうと思うことがない。
さらに、先ほども言いましたが、溶岩の洞窟の前にニトロは通常お払い箱だということ。
よっぽど、ばくだんベビーに思い入れがあるか、何かの偶然でなければ、気づき得ないことだと思います。
気づきの達人「トネガワ」でも気づかないでしょう。
私も、この事実を知った時は戦慄しました。
もしこれを、本当に「仕込んでいた」なら、ドラクエ5の奥深さおそるべしだなと。
実際は、フラグの付け忘れというか、ようがんげんじんの段階では、メガンテ唱える奴なんていないし、フラグ立てなくていいだろ的なことだったのだと思いますが、まさかまさか。
改めて、世の中には、まだ知らないこと、気づいていないことが多くあるんだと思いました。
ほとんどドラクエの話だったわけですが、競馬でも実は、「気づいていないだけ」のことって、まだまだ埋まっているんじゃないかなと思います。
血統なんて、まさにその「気づいていないだけ」の宝庫で、かくされたニックス、隠されたクロスなんていうのがたくさん埋まっていても驚けない。
逆に、思い込みが邪魔している場合もあるでしょう。
そもそもメガンテなんて使う必要のない呪文だから試す必要もないということで、誰もニトロの真の能力には気づかなかったわけです。
この血統はダメに決まっている。
この調教師ではだめに決まっている。
このクラブから活躍馬が出るわけがない。
頭が坊主の調教師は暴力調教師。
とか、なんか明らかな間違いも含まれているような気もしますが、何が言いたいかというと、思い込みというか、イメージが先行してしまい、チャンスを逃したり、逆にドツボにはまってしまったりしていることがあるかもしれないということです。
これから募集時期を迎えるにあたり、偏った考え方になってしまっているのであれば、一度リセットしてみるのもいいかもしれませんね。
Comments