水道料金の未払い注意報
今年も残るところ数週間。
今週は朝日杯ですが、やっぱり私は、来週プリンターズSがあるような気がしてしまうんですよね(笑)。
もうとっくに終わってるっていう話なんですが、なんちゅうかレース名で季節を感じる人間としては、やっぱりスプリンターズSは師走の中山なんですなあ。
私だけですかね。
意外と、古い体内時計がそのまま残っているという人もいるかもしれません。
世の中では政府自体が詐欺集団のような様相を呈していますが、それとは別に、色々な本当の詐欺も巧妙化しています。
オレオレ詐欺から始まり、母さん助けて詐欺(笑)など、色んな詐欺があり、近年では詐欺によって犯罪行為に加担させられた上、人殺しに発展したり、逆に殺されたりと、百鬼夜行の世界になってきました。
特に巧妙化したと思うのは、メールによるフィッシング詐欺。
クレジット会社などからのメールを装って、本当に本物そっくりのフォーマットで詐欺メールが送られてくる場合があるので、要注意と言えましょう。
そんな中、私にも昨日、詐欺メールが来たんです。
「未納警告:水道料金の支払いが未完了です 」
というメールが。
まあ、タイトル自体に「警告」とあるのが、まず怪しさを醸し出しているので、これはフィッシングだろうなとは思いました。
仮に料金が未納であったとしても、その後料金をきちんと払えば、引き続きお客様ですから。
何らかの事故や病気、不可抗力で滞納になった人もいるかもしれない。
常識的な日本人のカスタマーサービスの感覚からすると、いきなり「警告」はあり得ない。
海を挟んだ隣の国ではそれが常識かもしれませんが。。
メール本文を見てみると、東京都水道局のロゴ、リンク先など非常に精巧に作られている。
なかなか頑張って「それっぽい」メールを作ったなと思いました。
しかし、本文を読み進めると、重大な失態が。。
「・・・できるだけ早くこの請求書を処理するようお願い申し上げます。。 」
って、句点2つ(笑)。
同僚とのチャットとかなら許されますが、カスタマーサービスがなんか自信なさげなお願いをしているように見えますよね。
そしてさらに、より重大なミスが。。
「常见问题解答 | 东京都自来水局 (tokyo.lg.jp)」
と、ここまで本文を頑張った割には、最後のリンク先の漢字に簡体字が。。。
あと、今その詐欺メールを見返して思いましたが、「支払が未完了」っていうのも、日本人からするとややおかしな感覚ですよね。
まあ通じるは通じるんですが、「支払手続きが未完了」だったらまあわからなくもないけど、そもそも未完了ってあんまりこういう文面にしっくりこないなと。
この辺はやっぱりネイティブかどうかの差なんでしょうね。
という感じで、一通り詐欺メールの評価をしたのちに、当然詐欺メールはゴミ箱へ。
しかし今日になってメールボックスにまた同じメールが来ているに気が付きました。
あれ?昨日ゴミ箱に捨てたはずだけどなと、そのメールを開くと、ほぼ同内容の詐欺メールがもう一回来ていたのです。
メールのタイトルは若干違っていて、努力していることは伝わってきました。
まあ努力と言っても詐欺の努力なんですけど。
努力は認めるが、これはイカンです。
「水道料金の未払い注意報」
天気予報じゃありませんからね(笑)。
この辺がネイティブじゃない人にはわからない感覚なんでしょうね。
お隣の国の言葉を、AI翻訳とかで訳して、詐欺メールを作っているんでしょうが、注意報って、冗談で使うことはあっても、基本的には災害関係とかでないとおかしいですもんね。
そしてまた、「できるだけ早くこの請求書を処理するようお願い申し上げます。。 」という句点2つ。
これは校正が甘かったですねえ。これを書いた人は詐欺グループのタコ部屋で折檻を受けているかもしれません。
2回連続で同じ間違えを繰り返してはいけません。
そして、最大かつ重大なミスが。
メール本文の先頭に、BOLDかつ大きめのフォントで、
「东京都自来水局」
と。
メール本文の下の方のリンク部分は、「東京都水道局」に直っていたんですがねえ~。
肝心のタイトル部分にまさかの失態(笑)。
まあこれくらいわかりやすい詐欺メールならば笑っていられるんですが、最近は本当に精巧な詐欺メールもありますので、皆さんお気を付けください。