2016/10/9(日)結果
日曜日には東京5Rで注目馬がデビューしました。POGで注目していた馬でもあります。
レイデオロ (キングカメハメハ) 藤沢和 1着
馬体から良血らしさが滲み出ているというか、やはり素晴らしい馬です。新馬なりの仕上がりで、それなりの緩さも残しつつ、しっかり馬体はできていたと思います。馬自身の素質という点はこのメンバーでは抜けていたと思います。
レースでは、新馬戦らしいスローのなかやや行きたがる面を見せつつも、上手く折り合い、この馬場でも最後は危なげなく抜けてきました。今日のところは完勝です。ただ、新馬戦を勝って万歳というレベルの馬ではないので、次走がより大事になりますね。その辺は心配しなくても厩舎と外厩がうまくやってくれるでしょう。それよりも心配なのは騎手ですね。ルメールが乗ってくれる限りは何の心配もないですが、この先お手馬が重なったりする可能性が当然あるでしょう。この厩舎の場合は残りの選択肢が急に少なくなりますから心配です。今後ディープ産駒との争いに加えて、その点の争いもありますが、とにかく勝ってほしいです。
関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
それと、レイデオロには直接関係ないのですが、馬場でレースを見ているときに、小学生くらいの少年がいたんですよ。お母さんと来てたみたいですが、レープロ持って気合いが入っていました。
スタート直後から、とにかく「ルメール!ルメール!」と魂の叫びが(笑)。レイデオロが負けたらショック死するんじゃないかという気合いの入り具合でした。
レイデオロがちょっと行きたがったところでは、すかさず、「ルメール抑えろ!ルメール抑えろ!」と指示が(笑)。
さらに、4角手前では、「ルメール、直線手前で脚を溜めろ!」というさらに具体的かつ適切な?指示が出ました(笑)。
そして、直線では、当然のように「ルメール!ルメール!ルメール!ルッメール!!」とヒートアップ。
残り200くらいで勝ったなという脚色でしたが、少年はゴールするまで必死の絶叫、ルッメール!!!!
ゴール板を過ぎてから、「やった!やった!やった!やった!」と飛び上がって喜んでおりました。
大人になると、感情をなかなか素直には表に出せなくて、このレースでも恰好つけた大人は、残り200mで、「勝ったな」とか心の中で格好つけてつぶやくわけですよね。
しかし、少年は素直ですね。ゴールするまで精いっぱい応援していました。
何か忘れていた気持ちを思い出しました。
ポールヴァンドル (ダイワメジャー) 上原 2着
電光掲示板の馬体重を見ると、え?牡馬だよなと思ってしまう530kg台の巨漢馬ですが、実際に見てみると、バランスが良いのでそこまで大きく見えません。確かに牡馬かなと思ってしまうような大きさではありますが、動きも目立っていました。動きは良かったのですが、これだけの大型馬ですし、新馬なりのそれなりな緩さもあるので、いい馬ではあるものの実際は使ってからなのかなという感じもしました。レイデオロとこの馬がパドックでは抜けて良く見えていましたが、3番人気だったのはそのような心理もあるでしょう。
レースでは積極的なレースで勝ちに行きましたが、最後は差されて2着。今回は相手が悪かったとしか言いようがないですね。このくらいの距離を使っていくのなら当面は牡馬とも戦うことになるのがどうかですが、当然次も勝ち負けでしょう。