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January 12, 2016

一口馬主クラブとの付き合い方2016(東京サラブレッド)

  「一口馬主クラブとの付き合い方2016」の東サラ編です。年をまたいでしまったので、2015ではなく2016になってしまいました。

※クラブの特徴については、私の思い込みもあるかもしれません。大体のイメージということでご理解ください。


【東京サラブレッドクラブ】

<クラブの特徴>

・どこの牧場の系列にも属しておらず、社台・サンデーやキャロットの牧場系クラブとは違い、バイヤー系クラブに属する。

・このクラブの実質的な采配をしているのは、あからさまに表には出ていないが、実際はYオーナーであることは公然の?秘密。毎年馬三郎POGでインタビューにも答えているので、誰もが知っていることですが念のため。

・募集馬のラインナップは社台G生産馬と、その他の牧場の生産馬が半々くらいの割合。

・最近は、Yオーナーの預託牝馬の仔の募集も増えてきていて、社台FやノーザンFを含め大手の牧場生産となっている募集馬でも、その牧場から買ってきた馬ではなく、Yオーナーの預託牝馬の仔である場合も多くなってきている。

・以前は外国産馬募集も行っていたが、最近はマル外の追加募集はない。募集馬のラインナップは毎年変化しているが、近年はYオーナーの預託牝馬の仔が中心になりつつあり、預託牝馬の仔は、だいたいクラブで募集されている。

・牧場系クラブではないため、募集馬見学ツアーなどは開催されず、基本的に出資前に募集馬を実際に見ることはできない。

・クラブのWEBには会員ページは存在せず、非会員も会員もすべてのコンテンツを見ることができる。

・1歳時は月1回月末に情報が更新され、2歳になると月2回更新となる。

・1歳、2歳募集馬については、毎年11月頃と、2月頃に牧場のコメントがついた動画も配信される。

・11年産の募集から1頭のみの最優先枠が設定された。

・13年産の募集からキャロットに似た感じの母優先枠が設定された。

・1次募集には新規枠がある。新規枠で申し込めば、新規間での倍率は低いと考えられるため、人気の馬でも出資できる確率がかなり高い。

・1次募集の満口馬は数頭。社台Gの牧場傘下のクラブのように1次募集で大量の満口馬が出ることはない。

・2歳の何月で募集締切となるかはハッキリしておらず、毎年変わる可能性がある。だいたい6月くらいには締め切りとなる。

・1歳馬の募集開始はだいたい8月だが、これも毎年前後する可能性があるので必ずしもハッキリしていない。

・レース後のコメントは、早いときはレース日の夕方、遅くともレース日の夜には更新される。

・優勝メダル等の賞品はクラブに所有権があり、会員にはその売却代金等は分配されない。


<私の思う付き合い方>

 前回このクラブの記事を書いたのは2012年です。それから3年以上経ちました。
 一番変わってきたのは、やはりYオーナーの預託牝馬の仔が多く募集されるようになってきたことでしょう。

 今まではバイヤー系のクラブとして、社台Gをはじめ、色々な牧場から募集馬を引っ張ってきていましたが、今後はYオーナーの預託牝馬の仔が募集馬の中心となっていくのではないでしょうか。これをY-BLOODと称した方がいらっしゃいましたが、実にピッタリくる表現だなと思いました。以下、その言葉を借りて、説明上、Yオーナー預託牝馬の仔をY-BLOODと称したいと思います。
 キャロットはOUR BLOOD を確立して躍進しましたが、そのような感じでY-BLOODが確立されたら面白いですね。

 キャロットの場合は、実質はノーザンFの傘下という立場となるので、ノーザンFの采配次第ではOUR BLOOD もいつ何時崩されるかわかりません。一方、Y-BLOODはYオーナーが完全なオーナーブリーダーですから、Yオーナー1人が、クラブに出していいよと言えば済む話。基本的には、超良血も含め、Y-BLOODの仔は基本的にクラブに出てくると思っておいて良いのではないでしょうか。

 ちなみに、そのY-BLOODですが、社台FとノーザンFへの預託牝馬の仔だけでも、ディープ産駒が、レッドヴァージンの15、レッドガナドーラの15、レジュールダムールの15、レッドエルザの15、レッドファンタジアの15、レッドメデューサの15、とたくさんいます。
 キンカメの仔も、エリモピクシーの15、ラストグルーヴの15がいます。
 こう書いているうちに、これが全部クラブに出てきたらとんでもなく豪華だなと思いました。上で全部クラブに出てくるだろうと勝手なことを言いましたが、やっぱり全部は無理かもしれないですね(笑)。でもまあ、どのようなサプライズがあるかわからないクラブですから、全部出てきたとしても驚けないです。

 ただ、Y-BLOODと言っても、大牧場のように何百頭も繁殖がいるわけでもないですし、年度によって、その産駒の量や質にバラつきが出るでしょう。足りない分は今まで通りセールや他牧場からの庭先で買ってきてクラブで募集するでしょうから、募集馬全部が、すぐにY-BLOODで埋め尽くされるということもないと思います。

 いずれにしても、今後はこのY-BLOODの取捨が大事になってくるのかなと思います。同時に、母優先も始まりましたので、上記のレッドの冠のついた母に出資していた方は、抽選になった場合はかなり有利になりそうですね。

 東サラは、最優先枠はあるものの、実績制や×制度などの複雑な制度はなく、完全抽選です。特定の馬に人気が集中した場合は、出資できるかどうかは完全な運任せとなります。それでも、ノーザンF傘下のクラブに比べれば、そこまで人気が集中する馬も多くないですし、相対的には希望馬に出資できる可能性は高いでしょう。
 うまく最優先枠を使いたいですね。

 色々と総合して考えたところ、以下のとおりの戦略を考えています。

・クラブ(Yオーナー)が目玉として出してきている馬には、引き続き素直に乗っかる。ただ、今後はセールで目玉を買ってくることはないかも。

・無理して出資する理由はないので、毎年気に入った馬がいたら出資する姿勢でいく。ラインナップによっては出資しない。

・Yオーナー預託牝馬の仔であるY-BLOODを重視。Y-BLOODの良血馬で、かつ、信頼できる育成牧場に預託される馬を重視する。

 正直な話、Y-BLOODからG1馬がぞろぞろ出てくるというような期待はしていません。しかし、重賞クラスならば十分出てきそうな予感がします。そのへんを上手く狙い撃ちできたらいいですね。


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December 31, 2015

一口馬主クラブとの付き合い方2015(社台・サンデー)

 「一口馬主クラブとの付き合い方2015」の社台・サンデー編です。3年前とは私自信の戦略も変わりました。ノーザンF生産馬の活躍もあり、より現実的な方向にシフトしました。


※クラブの特徴については、私の思い込みもあるかもしれません。大体のイメージということでご理解ください。


【社台RH・サンデーR】

<クラブの特徴>

・サンデーRは毎年クラシックに何頭もの有力馬を送り出すノーザンF生産馬主体のクラブ。社台RHは社台F生産馬主体のクラブ。

・サンデーRは過去に3冠馬、3冠牝馬を輩出し、2015年にも2冠馬を出すなど、その勢いは止まるところを知らない。

・ファンド馬はすべて1/40口での募集なので、当たれば大きいが、外れるとショックも大きい。

・募集は第1希望から第3希望までを選ぶスタイルで、第一希望で40口が埋まってしまった場合は、第2希望以下で応募した票はすべて死票となる。そのため、応募の段階で各募集馬の人気動向を予想することが重要となる。

・つまり、原則として、いくらお金があっても、一名義につき人気馬には1頭しか出資できない。

・第一希望の出資順は過去四年の出資額等の実績順となる。

・ただし、40口のうち10口は、最初に応募者全員で抽選を行うため、実績がなくとも人気馬に出資できるチャンスはある。

・出資実績にはファンド馬だけでなく、オーナーズ馬の実績も加わるため、実績が青天井の高実績会員も存在する。したがって超人気馬は、毎年出資実績額1,000万円超の争いとなる。

・社台RHとサンデーRは共同募集を行っており、社台RH又はサンデーRのどちらの所属馬に出資しても、「出資実績額」は両クラブに共通のものとして扱われる。例えば、過去4年社台RH所属馬にのみ出資して出資実績額が1,000万円だったとしても、その年において、社台RH・サンデーRどちらの所属馬に申し込んでも出資実績額1,000万円として扱われる。

・出資馬が厩舎にいる場合は、毎週近況が更新されるが、外厩や牧場にいる場合は原則として2週に1回の更新となる。

・出資馬がレースに出走した場合は、レース終了後、だいたい1時間以内にはレース後のコメントがクラブの会員Webに載る。

・優勝賞品(メダル等)は出資会員で購入希望者を募り、複数の申込者がいた場合は抽選で購入者を決定する。購入金額は、商品申込者以外の出資者に分配される。

・募集馬は、社台RH・サンデーRともに、当然のことながら社台SS繋養の種牡馬の産駒ばかり。

・ダイナースのクレジットカードで出資額、維持費を支払うことができるため、カードのポイントがたくさん貯まる。


<私の思う付き合い方>

 3年前の時点でも、ノーザンF主体のサンデーR所属馬の活躍が非常に目立っていました。3年経った今もその傾向は変わらず、ますますノーザンF生産馬の活躍が目立つ状態となっています。

 好みは人それぞれあるものの、社台RH所属馬とサンデーR所属馬を比較して、G1レベルの馬がどちらが多いかと言えば、現状は文句なくサンデーRでしょう。募集時の人気も、今年はサンデーR所属馬に集中しました。

 一方で、社台RH募集馬は、数年前であれば第一希望で埋まっていたような馬に1次募集で残口が出たり、人気馬でもそこそこの実績で出資可能な状況になってきました。

 現状、募集馬の人気は圧倒的にサンデーRにありますので、サンデーRの人気馬に新規会員が出資することはなかなか難しい状況です。
 一方で、社台RH募集馬は人気が下がっていますので、結構な良血馬でも、第一希望で申し込めば新規で申し込める可能性があります。

 また、そこそこの実績の会員でも、第一希望はサンデーRの人気馬で抽選含みの夢を見ておいて、第二希望で社台RHの取れそうな馬に出資するという作戦等もあります。

 このあたりの戦略も非常に難しいですね。

 このクラブの場合は、まず、実績を積む方向性で行くのか、それとも実績無視で毎年抽選覚悟の方向性で行くのかを大まかに決めておいたほうが良いでしょう。実績は過去4年の出資実績ですので、後になってから後悔しても4年さかのぼることはできません。

 また、各年の出資額に大きくバラつきがあると、各年の募集時の出資実績額もバラつきが出てしまいます。1年目200万円、2年目は100万円出資したものの3年目は出資せず、4年目は50万円の出資というような状況となると、5年目は実績額350万円。
 5年目に出資しなかったとすると6年目は2年目から5年目までの実績の合計額になるので出資実績額は150万円。6年目に200万円出資したとすると7年目は出資実績額は250万円となります。
 このように、350万円、150万円、250万円、と実績額が大きくばらついてしまうと、年度ごとに狙う価格帯の馬を変えなくてはならないですし、非常に難しい判断を余儀なくされるでしょう。
 理想は、毎年同じような出資額で4年実績を積むのが望ましいと言えそうです。

 変形バージョンとしては、隔年で同額にするというパターンもあります。4年実績です。4年は偶数です。1年目200万、2年目50万、3年目200万、4年目50万、5年目200万、6年目50万というように、隔年で同額にしていけば、5年目以降の出資実績額は毎年均一の500万円になります。他クラブとの関係上、毎年社台・サンデーで高額馬に出資するのは難しいという場合は、このパターンは使えそうですね。

 特に、キャロットと組み合わせるのであれば、キャロットで×1がある年は社台・サンデーは50万に控えておいて、キャロットで×取りをする年はキャロットで出資しないので、社台・サンデーに200万つぎ込むなどというパターンもありえそうです。

 いずれにせよ、サンデーRの良血馬は、毎年まず間違いなく高実績の争いになります。人気馬に確実に出資したいのであれば実績を積むしかありませんが、本当の超人気馬は実績も青天井ですから、自ずと限界があるでしょう。

 だからと言って、毎年抽選頼みの玉砕を行っていると、うまく第2希望、第3希望で出資馬を拾えれば良いですが、最悪の場合出資できない年も出てきてしまうでしょう。残り物の中から選ぶという方針であればそれでも良いですが、毎年それだとあまり楽しくないかもしれません。

 超高実績の方の第2希望よりも、実績ゼロの方の第一希望のほうが強い。
 この特徴を生かすことも重要です。変に超人気馬に突撃しないのであれば、実績がなくとも上手く立ち回る方法はあるはずです。


 色々と総合して考えた結果、3年前とは自分の戦略も変わりました。今現在の自分の方針は以下のとおりです。

・実績は、無理はせずとも確実に積む方向で毎年出資する。

・基本的に抽選は避け、自分の実績で出資可能な馬に確実に出資する。

 どうしてもノーザンFの生産馬に出資したいのであれば、キャロットやシルクもあるわけですし、こちらでは「確実」に自分の狙える範囲の馬を狙っていきたいと思っています。


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December 13, 2015

一口馬主クラブとの付き合い方2015(キャロット)

 このカテゴリの記事を書くのは、実に1年半振り以上ということになります。
 以前書いていた「一口馬主クラブの付き合い方」ですが、以前の記事は3年前になりました。3年経って、色々とクラブ事情も変わってきている部分もあります。そこで、以前の記事をリニューアルして、「一口馬主クラブとの付き合い方2015」としたいと思います。

※クラブの特徴については、私の思い込みもあるかもしれません。大体のイメージということでご理解ください。


【キャロットクラブ】

<クラブの特徴>

・何年前か正確には覚えていないが、10年前くらいにリニューアルされ、その後ノーザンファームを中心とする社台Gで生産された馬が募集馬としてラインナップされるようになった。

・現在はほぼ社台G生産馬一色で、中でもノーザンファーム生産馬の募集がほとんどとなる。

・北海道での育成は、社台F生産馬及び追分F生産馬以外は、基本的にノーザンFでの育成となる。社台F生産馬は社台Fでの育成。追分F生産馬は追分Fリリーバレーでの育成となる。

・外厩は、ノーザンF生産馬、白老F生産馬、レイクヴィラF生産馬及びセールでクラブが購入した他牧場生産馬については、関東馬は原則としてノーザンF天栄となり、関西馬はノーザンFしがらきとなる。社台F生産馬及び追分F生産馬は基本的には山元トレセンになるはずだが、例外もありうる。

・一口1/400でありながら、毎年のようにG1馬が出ていることもあり、近年は会員数が爆発的に増加した。現在は新規入会者も多くいるが、退会者も多いので一時期ほどは増加していないらしい。

・一口1/400なので、高額馬にも出資しやすい。

・実質ノーザンF直営のクラブで、唯一、実績制を採用していない。

・募集は最優先枠があり、最優先枠で埋まった馬は、一般枠で希望してもすべて死票となる。社台のように何口か抽選ということはなく、すべて死票となる。

・最優先枠で落選した人は×1というフラグが立ち、翌年の抽選においては、通常の最優先枠に完全に優越する。ある馬について、×1を持つ人の出資口数が400口に達したら、×1を持たない通常の最優先枠で申し込んだ人の票はすべて死票となる。

・×1の状態であったとしても、自分が申し込んだ馬に対し、×1の出資者だけで400口を超える申し込みがった場合は、落選の可能性がある。この状態で落選すると×2となる。×2は、通常の最優先及び×1最優先に対し、完全に優越する。ある馬について、×2を持つ人の出資口数が400口に達したら、×2を持たない通常の最優先枠及び×1最優先枠で申し込んだ人の票はすべて死票となる。

・なお、×は×2までしかなく、×2で落選したとしても翌年に×3にはならない。×2で最優先に落選した場合は、翌年も引き続き×2を保有している状態となる。

・過去にこのクラブで出資していた牝馬の仔が募集された場合、母優先枠(400口のうち200口)で出資できる。

・ただし過去にこのクラブで出資した牝馬の仔がこのクラブで必ず募集されるという保証はまったくない。

・母優先枠に最優先枠(×1、×2を含む。)を重ねて応募することも可能。

・募集馬の抽選システムはおそらく全クラブの中で一番複雑であり、一言で説明することは不可能なレベル。

・つまり、人気馬には毎年1頭しか出資できない。

・2015年の実績では、×2同士で抽選となった募集馬も存在したため、1番人気馬には×2を持っていないと抽選にもならず、かつ、抽選となる以上×2を持っていても必ず当選するという保証はない。

・可能性としては×2で落選が続くこともありうるため、半永久的に1番人気馬には出資できない可能性もある。

・2015年の実績では、×2同士で抽選となった募集馬は2頭に過ぎない。現状では3番人気以下の馬であれば×2があれば確実に出資できる。

・一方で、×2がないと1~3番人気程度の人気馬には出資が難しいことになる。つまり、このような人気馬には、実際は3年に1回しか出資できないこととなる。

・最優先枠で落選した人は、2次募集の前に残った馬の中から、1.5次の優先出資の権利が得られる。この1.5次の優先権利はあくまで「最優先枠で落選」した場合であり、社台・サンデー・G1のように「1次募集で1頭もご希望に添えなかった」場合ではなく、最優先枠でハズレ、一般枠で当選馬があったとしても1.5次の権利がもらえることに注意。

・募集馬情報については、1歳幼駒の更新は原則月1回。年明け2歳1月から原則2週に1回更新。2歳募集締め切り後(9月以降)は毎週1回更新。

・募集馬の動画も定期的に更新される。だいたい2か月に1回程度。

・牧場、外厩、トレセン、どこにいても、2歳募集締め切り後(9月以降)は毎週1回更新。

・出資馬がレースに出走した場合は、レース終了後、だいたい1時間以内にはレース後のコメントの一部がクラブの会員Webに載る。全レース終了後、その日の夜のうちにレース後のコメントの完全版が会員Webに載る。

・優勝賞品(メダル等)は出資会員で購入希望者を募り、複数の申込者がいた場合は抽選で購入者を決定する。購入金額は、商品申込者以外の出資者に分配される。


<私の思う付き合い方>

 3年前の記事では、「キャロットクラブは、募集馬の埋まり方に関しては社台・サンデーに近づきつつある」と書いてありました。
 この2015年バージョンでは、「キャロットクラブは、募集馬の埋まり方に関してはすでに社台・サンデーを超える勢いである」というふうに書き直さないといけない感じですね。

 2014年産馬に関しては、12月のこの時点で、残口がある馬は中央所属馬が9頭、地方所属馬が2頭。サンデーRでもまだ中央所属馬で8頭残口がある状態ですから、募集馬の埋まり方に関しては、社台RHは軽く凌駕し、サンデーRとほぼ同等の勢いになったと言えるでしょう。

 2014年度はクラブ馬主で獲得賞金トップとなりました。ということは馬主リーディングでもあったということです。
 3年前にはさすがにここまでの爆発は予想できなかったです。現時点でも、その勢いは止まることを知らずというのが、キャロットクラブの現状だと思います。
 今年は馬主リーディングは、首位のサンデーRと僅差の2位ですが、いずれにしろ、サンデーRと並ぶ日本屈指のトップクラブとなりました。

 3年前に、今後は3年に1度しか好きな人気馬には出資できなくなるだろうという予想でした。それはほぼその通りになりつつあります。
 そして、×2については、母優先がある馬で残りの200口を争う馬でもない限り、そうそう落選ということはないだろうという前提で書いていましたが、今年の募集では、母優先のない馬で早速×2同士の抽選となり、×2アリでも落選が発生しています。

 そう考えると、予想以上のペースで抽選の熾烈さが増している感じです。

 既存の会員の方は、色々紆余曲折の抽選方法の変更があり、現在の出資者決定方法に至ったのも知っていますし、あらかじめそれを分かった上で会員になっているのでまだ心の準備ができているでしょう。一方で、新規でキャロットに入会しようとする人にとっては、とても敷居の高いクラブになりました。

 新規会員は、1年目の出資では人気の馬にはまったく出資できません。
 募集時までに会員になっておかない限り、会員で400口以上が埋まった馬に関しては一切出資がかないません。
 新規枠もありませんし、抽選枠もありません。既会員はすべての抽選において新規会員に優越するので、会員で埋まった馬には新規会員の出る幕はないわけです。

 今から新規で会員になる人の場合は、1年目は超人気馬にダメ元で最優先枠で申し込んで×を取り、その上で余った不人気馬に一般枠で出資するしかありません。つまり、場合によっては、1年目はほぼ「捨て」の1年になってしまうこともあるということです。

 ×1が取れた翌年は、既会員となって、他の既会員と同じ枠組みで、かつ、×1最優先も有する立場になります。こうなれば、よっぽどの超人気馬に申し込まない限りは落選の憂き目には遭わないでしょう。

 ×1がなくなり、通常最優先となるその翌年では、また×取りをするのか、それとも、×なしの通常最優先枠で出資可能な馬に申し込むのか。
 いずれにせよ、既会員になっても毎年希望馬に出資できるとは限らない。大体の場合において、旬の血統の有名厩舎に入る馬を望むのであれば、毎年希望馬に出資できる可能性はかなり低くなるでしょう。

 そう考えていくと、やっぱり強力なのは母優先枠。過去に出資した馬が繁殖になって、その仔がキャロットクラブで募集された場合には、400口のうち200口が母優先枠に割り当てられるため、その馬が人気馬であったとしても、出資できる可能性は大幅に高まります。

 そのためには、牝馬に出資しなければなりません。
 牝馬は種牡馬になる可能性がありませんので、牡馬に比べるとその分楽しみは少なくなります。まあそれは仕方ないにしても、問題は、その出資した牝馬が必ずしもノーザンFで繁殖になれるとは限らない。さらには、ノーザンFで繁殖になったとしても、キャロットクラブで募集される保証はどこにもないということです。

 その「空手形」かもしれないものを求めて牝馬に出資するのかどうか。
 最優先枠を使わずに、一般枠でも良血牝馬に出資できるのであればまだ選択肢の幅もあるのですが、大体の場合は、牝馬でもそれなりに名が知れた繁殖の仔だったりすると、そう簡単に一般枠で出資することもできません。

 色々と総合して考えた結果、3年前とは若干考え方が変わった部分もありますが、基本は変わりません。


・最優先枠は妥協せず自分の欲しい馬に申し込む。外れたらバツ1権利を得たと思って納得する。

・母優先枠が設定されている馬で、自分が母優先権を持っていない馬は、倍率が高くなる傾向にあるので基本的に最優先枠での申込みはしない。むしろ積極的に×を取りに行く場合に申し込む。

・血統的にみどころのある牝馬が一般枠で通りそうだったら、将来の母優先枠のことも考えて申し込んでみる。

・最優先枠で2年又は3年に1頭出資できればよしとする。一般枠はあくまでオマケと考えて期待はしない。最悪出資馬がゼロにになっても、他クラブで出資すればいいと割り切る。


 こんな感じでしょうか。
 いくら考えたところで、×2がない限り、いや、×2があっても、希望の馬に出資できるのかどうかはわからない現状です。あらかじめ、毎年希望通りいくものとは考えず、出資できたらラッキーくらいに考えておこうと思います。


 それから、キャロットの場合は、新規会員は特に不利ということもあるので、もし私が新規会員だったらと仮定して考えた場合について書いておきたいと思います。

・新規初年度の最優先枠は単純に×1を取るためと割り切る。そのためには1番人気と思われる絶対に当選しない馬に最優先で申し込む。

・一般枠で何らかの馬に出資しないと会員になれないため、むしろ初年度は一般枠で何を取るかが大事。どうせ希望通りに出資できないのであれば、せっかくなので将来の母優先の可能性にも期待して牝馬に一般枠で出資する。

・1次募集で全馬落選しても、1.5次募集のチャンスがあるが、1.5次は1.5次で激しい抽選になってしまうので、なるべく1次募集で確実に出資できそうな馬に申し込む。会員としての権利を得るためと割り切って、ここは確実に行く。

 こんな感じでしょうか。

 3年前と同じことを書きますが、抽選が厳しいのは皆同じ条件です。私の場合は、キャロットで落選した分は、他クラブで補充するという考え方で行きたいと思っています。


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April 12, 2014

競馬をとりまく指標

 久しぶりに、どちらかというと、これから一口を始める、又は、始めてから間もないという方向けのお話を。

 通常、おそらくは、いきなり一口を始めようと思う人はいないと思われるわけで、大体の場合において、もともと競馬ファン(馬券ファン)だったのが転じて一口にも・・・という方が多いのではないでしょうか。

 JRAのWebや競馬新聞、市販の書籍や競馬データベースを含めて、色々な場所で見られる競馬に関係あるデータは、ほとんどの場合馬券を前提にしたものだったり、馬そのものの生産に関するデータだったりします。

 これらのデータはほぼすべて、獲得賞金や勝ち鞍などの収益(売上)側のみ考慮したデータで、費用(仕入・原価)を考慮していません。

 馬券を買う上では、馬の仕入原価は全く関係ありません。別にディープインパクト産駒が1着になろうが、リーディング下位種牡馬が1着になろうが、それで配当が変わることも基本的にはないです。

 一方、一口のほうは、基本的にはすべての指標において、仕入原価、つまりは、その募集馬の募集価格を無視して考えることはできません。獲得賞金という収益から募集価格という原価を差し引いて、初めて利益となるわけです。もちろん、その他に会費や維持費もかかるわけですが、まあ、ここでは売上から売上原価を差し引いた売上総利益(粗利)的なものと考えておきましょう。

 そういう意味で、既存の競馬のデータをそのまま一口に当てはめようとすると、上手くいかないことも出てきます。一口的には、ただ単にG1勝ち重賞勝ちがある種牡馬だからといって安心はできません。産駒全体でどのような成績の種牡馬なのかも考慮したほうが安全でしょう。

 このブログで種牡馬の実力として集計したデータには、回収率や打率といった、先ほどの原価を考慮した数字もあります。データはあくまでデータなのですが、一口を始めて間もない場合は、なるべくデータを重視したほうが良いと自分の経験上思います。今後の募集馬選定の際に何かのヒントにしてもらえたらうれしいです。

 それから、募集馬を選定する際には、大まかに自分がどのようなタイプの馬を求めているのかというのも重要かと思います。短距離とか長距離とかそういうのではなく、自分がどういう一口生活を望むのかということです。

 もちろん、安くてG1を勝てそうな馬がいいというのは、誰もが思うことなのですが、なかなかそうは上手くいきません。ある程度メリハリをつけて考えたほうがわかりやすいでしょう。データ的には、とにかく大物狙いであるならば長打率を重視するのが良いでしょう。とにかくクズを掴みたくないなら三振率を重視するのが良いでしょうし、収支のバランス重視ならば、回収率や打率を重視するというのが良さそうです。

 何の目的もなく、ただただ安くていい馬をと思っているだけだと、負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。自分が何を目的としていて、どういう一口生活をしたいのかを、たまには振り返ってみるのもいいかもしれないですね。


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December 29, 2013

究極の二択

 今日は一口の世界に入ってみたい、又は、入ってみたけど馬をどんな基準で選んでよいのかわからないというう方のために、簡単な二択で色々なポイントを考えたいと思います。今までの記事で取り上げたことばかりですが、そんなもの全部読んでいられないというときのために、重要な内容を簡単にまとめておきたいと思います。

 競馬で予想をして馬券を買うのが競馬の醍醐味であるのと同様に、一口で募集馬を選ぶというのは、まさに一口馬主の醍醐味そのものです。自分で何もかも判断するのが後悔しないためには重要ではあります。しかし、そうは言っても最初は何が何だかわからない部分も多いと思います。今回の2択は、何だかわからない部分について、迷ったらどう判断すべきかという基準にしてもらえれば良いなと思います。
 なお、一口の世界に入って長い方、及び、このブログをいつも読んでいる方にとっては、新しい内容は特にないと思います。
 馬体、血統、厩舎について、全然難しくない話を各3つずつピックアップしてみました。あたりまえのことばかりですが、色々考え始めると、あたりまえのことを忘れてしまいがちでもあります。迷ったら初心にかえってみるのも良いかもしれません。


1.馬体について

(1)トモは大きいほうがいいのか小さいほうがいいのか

→大きいほうが良い

 一口馬主を長く続けてれば当たり前とも思える内容ですが、最初のうちはよくわからないと思います。ここでいうトモは腰から後、飛節の上くらいまでの全体を意味していると考えてください。馬、トモで検索すれば詳しいことはわかると思います。良くわからない場合は、まあだいたい馬を左を頭にして横から見て(正姿勢)、横に3分割した場合の一番右の1/3に当たる部分と思ってもいいでしょう。
 トモは馬のエンジンとか、色々な例え方をされます。どういう役割なのかを細かく知る必要はありません。とにかく、まずは大きいのを選んだほうがいいです。他のすべてを無視しても、トモの大きい馬だけを選んでいれば、毎回大ハズレということはないでしょう。トモの薄い馬は未来がない場合が多いです。専門家に話を聞いた時に、この質問をしたら、逆に、「小さくて走る馬なんていないでしょ」と聞き返されてしまいました。
 まあ本当に小さくて走る馬がいないのかどうかというのは、人それぞれの感じ方にもよりますので、あまり突っ込まないことにして、ここではとにかく大きいほうがいいということにしておきたいと思います。


(2)背中は長いほうがいいのか短いほうがいいのか

→短いほうが良い

 まあ、これは少し暴論気味なところがあるかもしれませんが、私は経験則で、短いほうが良いと思っています。長躯短背という言葉があるように、馬の世界では、背中が短く腹が長いのが良いとされてきたそうです。背中が短いと短めの距離向き、長いと長距離向きということも言われますが、そういう向き不向きも含めても、背中は短めのほうが良いでしょう。2歳戦ではあまり長い距離のレースはありませんし、長距離向きの馬というのは勝ち上がれないことも多いです。確実性を取るなら背中が長くて妙に間のびしたような感じがする馬は避けたほうがよいでしょう。短いか長いか良くわからない場合は、カタログの写真を定規で測ったりしても良いでしょう。馬鹿らしいと思うかもしれませんが、何もしないよりはマシだと思います。


(3)馬体(重)は大きいほうがいいのか小さいほうがいいのか

→大きいほうが良い

 これも暴論気味に聞こえますが、前に調べたデータ上は、小さい馬、特に小さすぎる馬は明らかに成績が劣るということがわかっています。牝馬は出走時平均馬体重が430kg以上がベスト、牡馬は450kg以上がベストです。これより小さい感じの馬は苦戦が予想されますので、最初のうちは避けたほうが良いでしょう。そうは言っても、募集時の馬体から出走時の馬体を推測するのは難しいことです。同じクラブで同じ種牡馬の産駒の過去データが見れるなら、そのデータを参考に将来の予測をするしかないです。
 不安ならば、基本的にとにかく大きそうな馬を選んだほうがいいでしょう。牡馬の場合は大きすぎて競走能力がないということはないはずです。ただし、怪我するリスクは増えるということです。牝馬は妙にデカすぎるのはやめておいたほうがよい気がします。
 いずれにしても、小さすぎるよりは大きすぎるくらいのほうが良いと思います。


2.血統について

(1)クロスはあったほうがいいのかアウトブリードのほうがいいのか

→特にこだわる必要はないが、極端な近親交配は避けたほうが無難

 これも前に調べたときには、3×4程度のクロスがあったほうが成績的には少し良かった感じでした。ただし、決定的な差ではなく、あくまでも気持ち程度の話なので、特に神経質になる必要はないと思います。ただし、3×3よりも濃いくらいになると、明らかに成績は低下していました。近親交配による体質の低下なのか何なのかわかりません。競走馬は才能があっても健康でなければ意味がないですから、あまりに極端な近親交配の馬は避けたほうがいいでしょう。


(2)高くてもリーディング上位種牡馬を重視する方がいいのか、安めのリーディング下位種牡馬でも構わないのか

→高くてもリーディング上位種牡馬の産駒を重視する

 これは鉄則だと思います。母系ももちろん重要なのですが、統計的なデータをとれないこともあり、種牡馬ごとにデータを取ることが多いです。そういう事情もあって、実際には父方母方から半分ずつ血を受け継いでいるはずであっても、競馬の世界では父方である種牡馬が重視されます。競馬に詳しければ詳しいほど、色々考えすぎてしまい、この鉄則からズレて行ってしまうことが多いですが種牡馬が9割と考えてもいいくらいです。それくらい種牡馬は重要です。迷った時はとにかく少しでも上位の種牡馬の産駒を選んだほうが結局は大ハズレを引く可能性は低くなると思います。


(3)母は高齢馬でもいいのか、やはり若いほうがいいのか

→若いほうが良い

 これも色々と反論はあるかもしれませんが、データ上はやはり若いほうが良いです。最近も高齢の母からG1馬が出ていますが、そういうのはあくまで例外と考えたほうがいいでしょう。素直に若い母の産駒を買ったほうが無難だと思います。例外的に、高齢になっても繁殖能力が衰えにくい繁殖牝馬もいます。そういう母は大体の場合、すでに重賞馬を出していたり、産駒のほとんど全部が勝ち上がっていたりします。そういう特別な牝馬の場合は少し甘めに考えてもいいかもしれません。何歳からが高齢かを線引きするのは非常に難しいのですが、あくまで私が調べたところでは、母15歳以上で要注意というところです。


3.厩舎について

(1)関東か関西か

→関西が良い

 これは言うまでもないというか、わかりきったことですね。成績的には、関西居住なら関西馬だけに出資したほうがいいと思うくらいですね。関東の厩舎は組合の問題とかもあって預託料も高めですし、何もいいことがないと思います。関東居住者の場合は関西馬ばかりだと競馬場で出資馬を見ることができなくなってしまうので、そこが問題ですね。


(2)若手で成績がもう一つの厩舎とベテランで今一つの厩舎

→若手のほうが良さそう

 若手とベテランで一括りにしても仕方ない気はしますが、ベテラン厩舎で成績不振のところは今後急に上向くことは考えにくいです。最近の調教師にとって一番重要な要素は経営者としての資質があるかどうかだと思います。成績が不振ならそれ相応の改革を行うのが経営者の使命でもあるはずなのですが、開業して何十年も経っているところにとっては改革は難しいですよね。そういう意味で、若手のほうがまだ成績が向上する余地があるだろうとも思います。
 ただし、関東の若手厩舎の場合は、成績不振の厩舎を引き継いでいるところもありますので、急な成績向上は難しいかもしれません。でも、そこから這い上がって来れるのが、将来のリーディング厩舎ということになるのでしょう。


(3)上位厩舎に入る安馬と中位以下の厩舎に入る安馬

→中位以下の厩舎に入る方が無難

 リーディング上位の厩舎に所属予定の安馬は魅力的ですよね。G1や重賞勝馬と一緒に稽古できる可能性もありますし、厩舎の人材も当然優秀でしょう。自分の出資馬の将来にとってはいいことばかりと思えます。しかしながら、リーディング上位の厩舎の場合は、馬房の関係で、そもそも厩舎に入らせてもらえるかどうかが問題です。リーディング上位の厩舎であればあるほど、順番待ちが生じます。他の馬が放牧とかで出て行かない限り新たに入厩できないということが発生してしまいます。もちろん、G1勝てるような有力馬や超良血馬であれば他馬よりも優先してもらえますが、そこまでの期待馬でもない場合は、なかなか入厩できないということが発生しがちです。さらに、入厩しても、結果が出なかったらすぐに放牧になります。その後再度入厩できるかどうかは馬房次第という繰り返しに陥ってしまいます。
 一方、そこまで預託馬が多くないリーディング上位以外の厩舎であれば、馬房の都合で入厩できないということは少ないと思います。もちろん、馬自体が仕上がっていなければレースでは使えないので、必ず早く入厩できるとは限りませんが、リーディング上位厩舎で起こるような悲劇的な事態は生じないでしょう。特に安馬で使ってなんぼと思える馬の場合は、変にリーディング上位厩舎に入ってしまうと悲劇が生じることがあります。適材適所ということも考えておきたいです。


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August 29, 2013

募集馬の選び方2013

 キャロットのカタログも来て、また色々と忙しくなりますが、その前に、今現在の自分なりの募集馬の選び方を、自分自身で確認しておきたいと思います。
 昨年の考え方とまた少し変わったというか、細かい部分で変化があった感じでしょうか。
 自分としては、ほんの少しずつでも進化していると思いたいというのもあり、試行錯誤しつつ、毎年自分なりに納得のできる方法を探し続けています。

 血統、厩舎については、ある程度データがありますし今までと変わらず重視していくつもりですので、これは特に話す内容もありません。

 最近また色々と考えているのは馬体についてです。
 馬体については、バランスとトモ。この2つがとにかく重要だと再認識しています。
 バランスとトモどちらが大事かというと迷うところですが、やはりバランスのほうが大事でしょう。トモが完全ではなくても出世する馬はいますが、バランスが悪くて出世する馬はまれでしょう。何はともあれ、まずはバランスを重視します。

 次にというか、バランスと同等に重要だと思うのですが、やはりトモです。後躯全体と言ってもいいですね。トモはただ大きければいいと思っていたのですが、最近は大きさよりもトモの形とか筋肉の質感とかをより重視するようにしています。とりあえずトモが大きければ1つは勝てると思いますが、そこから先は筋肉の質や、バランスが重要になると思っています。
 以前は所属クラブも少なかったので、頭数を揃えようとすると、どうしても色々と甘めに見ないと出資する馬がいなくなってしまうということがありました。今は所属クラブも5クラブに増えたので、少し厳しめに見ても出資する馬がないというようなことにはならないので、色々と細かく見るようにしています。

 ただ、バランスやトモの大きさと言っても、本当に自分の感覚的なもので、何か測って数値を出したりしているわけではありません。昔は分度器で測ったりして(笑)、色々苦心していたこともあったのですが、馬体に関してはそう簡単に数値にできるものではないとわかったので、あきらめました。そのかわり、なるべく過去の名馬の写真を見るようにして、自分なりに感覚を磨いています。そのためには過去のカタログが必要なわけです。

 今までカタログも見てはいましたが、どちらかというとDVD重視で、静止画をじっくり見るということはあまりなかったです。最近はカタログや静止画を大事にして、まずはバランスとトモを見るようにしています。スーパーひとし君で有名なあの方は、カタログだけじっくり見ると、ある本でおっしゃってました。最近はその意味が少しわかってきたような気がしています。

 じっくりカタログを見た後は、やはり動画で動きを確認します。
 動画から得られるものについては色々ありますが、やはり全体の動き。これはバランスとも相関関係があると思っています。あとは後肢の踏み込み、肩の柔かさも見ますが、この辺はバランスやトモほど細かく気にする必要はないかなと思っていますが、踏込が深く、肩も柔かい馬に大物感を感じます。

 あと、これら以前の問題として、繋ぎが立ち過ぎているのは避けます。これはもう経験則みたいなものですが、私はとにかく避けます。ここは妥協はしないです。

 それから前後から見たときに歩きがブレていないかも確認します。なるべく真っ直ぐに歩いてくれていたら嬉しいのですが、まあ、多少はよろけていてもそんなに気にはしません。ただ、右か左どちらかに偏ったりしているのは気にします。左右のバランスが取れているのがベスト。さらに言うなら、キビキビと歩けていればなお良いというところでしょうか。

 まあ、細かく見ていくとキリがないというのもあるので、ほどほどにしておかなければいけないですね。上記の内容を踏まえて、今年もまた一歩でも前に進みたいと思っています。

 週明けくらいから募集馬のレビューを記事にしていきたいと思っていますので、もし楽しみにしている方がおられましたら、もう少しだけお待ちください。

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August 24, 2013

定跡

 私は小学生の頃、将棋が好きで、そこそこ強かったです。土日になると千駄ヶ谷にある将棋会館に行ったりして、日々棋力向上に励んでいた時期もありました。

 ある年の正月に、親戚のオジさんが家にやって来ることになりました。母親が言うには、そのオジさんは将棋がかなり強いらしく、有段者であるとのことでした。
 普段対局するのは友人の小学生ばかりで、なかなか大人の有段者と対局してもらえるチャンスはありませんから、私としてはぜひとも対局していただきたいと、楽しみにしていました。

 私の記憶の中では、オジさんとしか記憶がないので、やや遠縁のオジさんだったのでしょう。少なくとも家に来て飲んだり食ったりていましたので、知らない近所のオジさではないことは確かですが(笑)。

 オジさんは予定通り家に来ました。飲んだり食ったり、大人同士の歓談が終わったところで、私は、ぜひとも対局したいと将棋盤を持ってオジさんに頼み込みました。
 オジさんは、そこそこ酔っていたとは思いますが、快く対局を受けてくれました。

 早速駒を並べて、私のほうが格下ですから、当然私が先手で対局開始です。
 私はせっかく強いオジサンが来るのだからと、色々と本を読んだりして、この日の対戦に備えていました。

 ちょっとここからは将棋をやったことがないとイメージが湧かないかもしれませんが、ご了承ください。

 私は1手目で、いきなり自分の玉(王様)を動かしてしまいました。

 その瞬間オジさんに、「はいダメ~。やり直し。」と言われてしまいました。

 将棋にいきなり自分の王様を動かしてはいけないというルールはありませんし、なぜダメなのか意味がわかりません。私が呆然としてオジさんの発言の意図を図りかねていると、オジさんはこう言いました。

 「あのね、将棋には定跡っていうのがあるの。将棋は必ず最初の1手目は角道か飛車道を開けるのが定跡なんだ。これは将棋の名人でも、初心者でも一緒。定跡を無視していたら絶対に強くなれないよ。だからダメ。やり直し。」

 私は5歳くらいから将棋を覚えて、この時はおそらく10歳くらいでしょうか。その5年間誰からもそんなことを言われなかったので、知りませんでした。将棋に定跡があるというのは本で読んで知っていましたが、その定跡がそんなに大事なこととは全く理解していませんでした。

 おそらく、今まで自分と対局してくれた大人たちも、そういうふうに思った人もいたのでしょうが、面倒だし、子供相手なので、好きにやらせたらいいってことで注意してくれる人はいなかったのでしょう。また、普段は私も、普通に角道を開けたり飛車道を開けたりして対局することも多かったですし。この日はたまたま、有段者のオジさんと対局できるということで、ちょっとカッコつけたというのもありました。

 もうそれから何十年もたちますが、このオジさんの言った、「定跡が大事」という言葉は不思議と心に深く残っています。

 前置きが長くなりましたが、このオジさんの教えてくれた定跡の話は、一口馬主にも通じるのかなと、最近思っています。

 一口馬主の定跡が何かについては、どのクラブに入っていて、どのように楽しみたいのかにもよるので一概には言えないとは思います。
 ただ、一応、そこそこ資金を回収して、なるべくオープンや重賞で活躍する馬を持ちたいと思うのであれば、やはり、1に血統、特に種牡馬ですね。そして、2に厩舎。最後はやはり馬体でしょうか。

 馬体については、人それぞれ見方も違うと思いますが、血統(種牡馬)については、まずはリーディング上位種牡馬を、厩舎についてはリーディング上位厩舎を、ということになるでしょう。
 当然、この定跡どおりに考えていくと、どうしても馬の価格は高めになってしまうとは思いますが、それでも、一口馬主を始めて何もわからないうちは、なるべく定跡どおりに行動したほうがいいのではないかなと思います。色々とそこから深く考えていくのは、しばらく一口馬主生活を送った後でもいいのかなと。

 これが一口馬主を10年やってきた私の、今のところの感想です。

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August 23, 2013

カタログ

 東サラの募集時評価も終わりましたし、今日はまったりと。

 一口馬主のクラブに入って募集馬に出資する際に、当然ですがカタログとDVDを見ます。人によってはカタログのみとかDVDのみという方もいるでしょう。スーパーひとし君で有名なあの方はカタログのみをじっくり見ると本で語っていましたし。
 多くの人は全部見るかどうかは別として、カタログとDVDの両方を見るでしょう。
 で、その見終わったあと、募集が終わった後が問題です。多分一旦は本棚とかに置くかもしれませんが、年末とかに大掃除をする際に、粗末な扱いになってしまう可能性があります。

 クラブも一つだけに所属しているならいいですが、たくさんクラブに入って、年数が経過していくと、どんどんカタログも増えていきます。
 そうすると、どうしても、「捨てちゃうか・・」ということになりかねません。

 声を大にして言いますが、カタログ・DVDは絶対に捨ててはいけません。
 このブログを普段から見ている人は、多分そうそう簡単にカタログを捨てたりしないと思いますが、ご本人は捨てたくなくとも、家族から捨てるよう圧力がかかるかもしれません。
 そういう圧力に屈せず、できるかぎり捨てずに頑張りましょう。

 私の場合、実は以前引っ越しの際、社台・サンデー・キャロットの古いカタログを捨ててしまい、後で非常に後悔しました。社台・サンデーは会員WEBで過去のカタログを見れますが、キャロットはカタログと同じ写真は会員WEBでも見れないですし、失敗したなあと思っています。
 社台・サンデーについては、昨年からPDFでカタログをダウンロードできるようにもなりましたので、最悪、カタログは捨ててしまっても仕方ないかもしれませんが、他のクラブの分は絶対に捨てないほうがいいでしょう。
 経験上、後になって、ちょっと見たいなってときが必ず来るんですよね。

 三国志で例えるなら、名医華佗からもらった「青嚢の書」並みに、大事に扱いましょう。
 呉押獄のように、油断しているうちに家族に燃やされないようにも注意してください(笑)。

 ということで、とにかく、捨てないようにしましょう~。

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May 15, 2013

2013年度募集に向けて(その4 母年齢)

 前にも母年齢について話したんですが、今日の話はその続きというか、まあ一つの無理やりな結論という感じになるでしょうか。

 今年の募集馬については、回収率にも注目して比較したいなと思っています。このブログをご覧いただいている方なら見慣れていると思いますが、種牡馬の実力のところでも、基本データとして回収率にこだわってきました。

 データとして比較するためには、何とかして数字に落とし込みたいわけですが、その一つの手段が回収率ということです。回収率が、個々の募集馬を比較すべきデータとして最良かどうかについては正直わからないですが、とりあえず、何らかの度量衡を統一しないことには比較のしようがありませんので、今年は回収率に注目していくことにします。

 実は、今年の募集時評価では各馬の予想回収率的なものを出そうと思っていて、ここ最近ずっと試行錯誤していました。その予想回収率的なものに、母年齢のデータも反映させたいわけです。

 母年齢の話云々については、以前の記事をご参照ください。

母年齢その1

母年齢その2

母年齢その3

 以前の記事では、結局はっきりした結論づけまではできなかったのですが、回収率に関係させようと考えた場合には、うやむやのままでは困ってしまいます。
 ウソでは困るのですが、多少データが歪むリスクがあったとしても、母年齢のデータを回収率に反映させるべく、係数として使用したいと思います。

Hahakeisu

 ということで、いきなりですが、結論付けました。
 結論から先に言うと、以下の通りとなります。

「全体の平均に対して、母年齢が19歳以上の場合は回収率に与える影響は-30%。17~18歳の場合は、-20%。15~16歳の場合は-10%。8~14歳の場合は影響なし。4歳~7歳は+10%。(競馬悟空調べ)」

 急に一体なんなんだという感じですが、上記の表を見てください。以前母年齢で使用した過去の社台・サンデー及びキャロットの募集馬のデータを使って、回収率の平均値を求めました。それを母年齢別で見て言った結果、上記の表の区分が一番データとして整合性があるものとなりました。

 母年齢の記事のところでも言いましたが、クラブによって差があったりする部分もあるので、傾向を掴むのは難しいところもあります。たた、細かすぎても色々不都合なので、クラブに関係なく、全体を見ていった結果、総じて上記表中の年齢での区分がスッキリいったということです。
 馬も生き物ですから、年齢が上がるにつれて繁殖能力が下がっていくと考えるのが妥当です。あとはどれくらい下がっていくのかというのを、回収率と関係させなければなりません。そう考えた場合に、年齢区分で回収率を調べた結果、上記区分になりました。

 その年齢区分ごとの回収率(当該年齢平均回収率)を、全体の回収率(全体平均回収率)で除したのが、「母係数」です。年齢が上がるにつれて、係数も下がっていくという、綺麗な相関関係になりましたので、これで妥当だと思っています。
 表中の「母係数」をそのまま使っていっても良いのですが、キリが悪いですし、なるべく直観的な係数にしたいと思ったので、今後の募集時評価で使っていく係数は綺麗な値の「使用する係数」のほうにしました。

 ということで、さっきのカッコ書きの内容になるわけです。19歳以上だと、係数として0.7になるので、1.0に対して30%のマイナス効果ということです。まあ、すごく簡単に考えれば、19歳以上のような極端な高齢母馬からの産駒は、3割引程度で考えたほうがいいということでしょう。
 3割引きで見ても、それでもいい馬だと思えるなら19歳以上の高齢繁殖からの産駒を買うのもアリなのかなとか、色々考え方はありますね。 

 あくまで一つの考え方ですので、この考え方が正しいかどうかはわかりませんし、募集時評価のために、私が勝手に作った係数ですから、汎用性があるかどうかもわかりません。募集時評価の際に、いきなりこの係数みたいなのが出てきても意味不明になると思ったので、今日説明しました。
 役に立つかどうかはわからないですが、今年度のこのブログの募集時評価を見る予定だという方は、今日の話をどこか頭の片隅に残しておいていただければ、後でスムーズにデータを見ることができるかと思います。

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May 12, 2013

2013年度募集に向けて(その3 馬体)

 厩舎、血統的内容ときて、やっぱり3番手には馬体ですね。
 以前は馬体が一番大事だと思っていたんですが、最近は厩舎や血統のほうが重要だと考えています。しかしながら、やはり馬体も重要ですよね。今年も募集時評価は、トモ-肩-後脚-リズムの4項目を中心に見ていきたいと思っています。一応、私が気に留めているポイントは以下の通りです。


①トモ

 トモは競走馬のエンジンともいうべき部分ですから、大事なことは間違いありません。基本的には大きければ大きいほど良いと思います。しかし、種牡馬によってはトモが大きい馬は出ないタイプもいますので、その辺はある意味血統ありきでの判断になろうかと思います。ディープインパクトやステイゴールド産駒はトモが大きいのはほとんどいないですし、逆にキングカメハメハやダイワメジャーなどは比較的トモの大きい馬を見つけやすい種牡馬だと思います。そういう意味では、馬体的には、キングカメハメハ産駒やダイワメジャー産駒のほうが、走りそうな馬は見つけやすいかもしれません。逆にディープインパクトやステイゴールド産駒は馬体からだけで判断するのは非常に難しいと思います。
 あと、牡馬に関してはトモが大きければほとんどの場合は、中央でも1勝はできるくらいの能力はあると思います。牡馬はトモが大きい馬を積極的に狙うのは合理的な選択だと思います。一方、牝馬の場合はそうとも言えないですね。牝馬の場合も基本はトモが大きいほうが良いとは思うのですが、トモが大きくパワータイプでダート向きと思っても、牝馬の場合は交流重賞に出れるようなレベルにでもならない限り案外早く頭打ちになってしまうかもしれません。トモに迫力がなくても芝で活躍する牝馬はたくさんいますので、非常に難しいです。


②肩

 肩はクラシックを目指す馬なら寝肩で可動域の大きい柔かいタイプが良いと思いますが、短距離やダートを目指すなら立ち肩でもいいですし、硬い感じでも別に構わないと思います。逆から考えると、中長距離向きと思える血統なのに妙に立ち肩で、ゴツゴツしたタイプというのは危険な香りがします。


③後脚

 後脚は左右にブレずに、歩幅が大きく踏込みが深いタイプが基本的には良いと思っています。あとは妙にギクシャクしていないことでしょうか。本当に真っ直ぐで力強いタイプなんてそうそういないので、気にしすぎてもいけないとは思いますが、後脚に難のある馬は後になってデビューまでに時間がかかることがありますから、なるべく様子見したいところではあります。人によって、これはおかしいとか、これくらいは大丈夫とか、感じ方が違うと思うので、最後は自分自身がどう思うかが決め手になるでしょう。


④リズム

 良いリズムで歩けている馬というのは、自然とバランスが良く、運動神経も発達していて、結果故障も少なくなると考えています。大物感という言葉と一番直結しやすいポイントのように思います。ただ、いくらリズム良く歩けていても、ダメな馬はやっぱりダメだったりするので、難しいですね。


⑤繋ぎ

 前脚については、弓脚は避けたいとか、内向、外向を避けたいとかいうのもあるのですが、一番大事なのは繋ぎだと思います。繋ぎが短く、異常なまでに立っている馬は故障する確率が高いと思います。その傾向は過去の募集馬を見てもほぼ間違いないと思います。成長とともに繋ぎが寝てくる場合もあるのですが、あるレベルを超えて繋ぎが立っている馬は、そのままのことが多いと思います。私自身は、繋ぎが立ち過ぎている馬には、他の項目がいくら素晴らしくても出資はしないです。厩舎・血統が優れていても、このワンポイントだけで対象外とするくらい、非常に重要なポイントだと思います。
 じゃあ繋ぎが寝ていればいいのかというと、そうでもないと思います。繋ぎが寝すぎているのも、競走能力に関しては劣っていることがありますので注意が必要です。何と言ったらわかりませんが、柔らかすぎる馬、という感じでしょうか。力が上に抜けてしまう感じで、前に進んでいかないことがありえます。若干繋ぎが立っていたり、短かったりするよりも、むしろ寝すぎているほうが競走能力的に危ないこともあると思います。


 上記はあくまで私自身の勝手な解釈ですので、あまり気にしないでください。ラフィアンの岡田さんとかが全馬について解説してくれるなら、私もそれに乗っかりたいですが、残念ながらそういうことはないので、データと自分の過去の経験で判断していく他ないです。強い馬を持って、その馬のレースを見て、毎年少しずつでも何か新たな発見があれば、より楽しめるのではないかと思っています。

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